もっとからだの中の空間に気づきを
こんにちは、身体機能研究家の小林洋太です。
昨日まで短パンとTシャツで過ごせていたのに、今日は肌寒くなってきましたね。お気に入りの股引きで秋モードです。
からだの動きに合わせてフィットする、斬新でいて、伝統的なウェア。
これ、マジでオススメです!!
そのうちスタジオでも展示会ができたらな〜なんて思っています☆
さて、昨日書いたとおり私がやっているからだのことをシリーズで綴っていきたいと思います。10回に分けてやっていく予定ですので、お付き合いいただけたら嬉しいです。
からだは空間を内包している
当たり前のことですが、からだの内側には「空間」があります。
空気が出入りし、酸素を充填した血液が全身へ送り出される空間、それが胸腔、そして食べたものを消化吸収する臓器が収まっている空間、腹腔。
もし、それらの空間が大気圧で押しつぶされてしまっていたら…
あるいは、自分でぎゅーっと押しつぶしていたら…
呼吸は浅くなり、血液への酸素供給量が減るでしょうし、
消化器系も押しつぶされていては、消化吸収の機能も低下するでしょう。
何より空間が潰れてしまった構造物は、安定して立っていられません。
だから無駄に筋力とやら使っての努力が必要なんですね。
BODYWORKS SESSION1
幸か不幸か、私たちはイメージに則ってからだを作り上げ動かします。
身体イメージがない人にバク宙ができるか?というとできないじゃないですか。それと同じような感じです。
お腹(胴体)の内側の空間の存在に気づいている人と、そうでない人ではからだの動かし方はもとより、からだそのものの機能が違ってきます。
空間にアプローチするというのは、理解が難しいかも知れませんが、からだの中でも圧倒的な体積を持つこのエリアが緊張して(縮んで潰れて)いては機能的には動けないので、その緊張に意識的に”気づいて” 体幹の安定はもちろん、呼吸をはじめとする生理的な変化を促します。
一般的におなかが出てるのは嫌がられますが…
おなかがパンパンに膨らみ広がるお相撲さんはとても力強いですよね!
まわしが外れると負けという独特な規定があるのは、おなかを縮めてしまっては力が抜けて安定性を損なうという身体感覚から来ているのかも知れませんね。
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