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私のおすすめ本 「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる」 #朝渋読書感想文

著者

2018年9月4日に発行された本。著者は幡野広志さん。2017年、彼が34歳の時に多発性骨髄腫というガンになり、背骨に腫瘍ができていて、余命3年という診断を受けました。


出会い

この本とは渋谷のBOOK LAB TOKYOというブックカフェで出会いました。当時は大学3年生の9月で就職活動の真っ最中。これからの人生について悩んでいた時期に出会った本です。

もともと幡野さんの存在はTwitterで知っていて、興味は惹かれていましたが、出版された本はまだ読んでおらず…そんなある日のことでした。
インターンが終わった帰り道。
温かい飲み物と、本を読める空間が好きなので、頑張った自分へのご褒美に、初めてBOOK LAB TOKYOに足を運びます。
温かいココアを注文し、店内を見てまわっていると幡野さんの本が。
「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」
タイトルに惹かれて手に取り、期待と共にページをめくります…


「はじめに」

ガン宣告を受けた夜、のこしていかなければならない妻と息子のことを考え、一晩泣いていた彼。

彼が、2歳の息子に残したいものは、なんだろうと考え、たどり着いた答えが息子に宛てた手紙でした。

お金で解決できることはお金で解決すればいいけど、お金で解決できないことをぼくが残す言葉で、解決の糸口にしてあげたい。
息子自身の役に立つ言葉を残してあげたい。
息子が成長していくうえでの、地図のような、コンパスのもの。


目次

1.優しさについて、僕が息子に伝えたいこと
2.孤独と友達について、息子に学んでほしいこと
3.夢と仕事とお金について、息子に教えておきたいこと
4.生と死について、いつか息子と話したいこと


なぜこの本を選んだか

この手紙をはじめて読んだ当時の自分にとっても、この感想文を書いている自分にとっても、これからの指針になる気づきがたくさんあります。

優しい人というのは、人の体や心の痛みを理解できる人。自分でできる方法で、手をさしのべることができる人。
被害者になった息子が「いじめられた」と打ち明け、助けを求めてくる存在でありたい。
「やりたいことがわからない」と息子が言うなら、「考えてないで試してごらん」と教えたい。
幸せが何かは自分で決めていいと、息子に伝えておきたい。

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琴線に触れたところに付箋を貼っていったらこんな状態になってしまったほどです。


最後に

この本のおかげで、「あの頃いてほしかった大人になる。同じ思いをしている人たちの力になる。」と思えるようになりました。

引用部分にピンときた方がいらっしゃいましたら、ぜひ読んでみてください。


そして機会がありましたら、いつかペア読書ができたら嬉しいです。

朝渋note部、初めての活動!1000字超えちゃったけど一旦これで終わりにします。他の方のnoteを読むのが楽しみ!

次のテーマはなんだろな〜

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