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『嫁の誕生日に手紙を書いてみた』#虎吉の交流部屋初企画

はじめまして。Hiroと申します。
虎吉さんの交流部屋への参加です。

テーマは夏の季語 ″風鈴🎐″で
いってみます。

今日は嫁の誕生日
あらためて嫁との出会いを
ふりかえってみた

うちの嫁とは
いわゆる″婚活″で出会った

嫁と初めて会った日に思いを馳せると
チリーン、チリーンという
風にのって聞こえてくる
鈴の音を思い出す。

そうだった‥

あの日、あの風鈴みたいな鈴の音に
足を止めてなければ
嫁と結婚できていなかったと思う

チリーン

チリーン

ちょうど6年前の7月

ぼくは阪急梅田駅からJR大阪駅への
歩道橋を歩いていた

真夏の強い日差しの中
ごった返した人、人の中から

チリーン、チリーンと
澄んだ鈴の音が聞こえてきた



ぼくは44歳でまだ独身でした。
その頃は″仕事で忙しい″を言い訳にして、
ずっと自分の好きなことして
独身生活を楽しんでいました。


その次の週に美術館に絵を観に行った。

ちょうど大阪で「バベルの塔」の展示があり
絵が好きな妻といっしょに観にいった。

嫁との初デートの写真

あれからもう6年かぁ‥

なんか、急に愛おしくなって
手紙を書いてみた

『嫁の誕生日に手紙を書いてみた』

内容はたいした内容ではなく
出会ってからもう6年だねとか

息子が生まれてよかったとか

息子が二十歳になる頃には
お互いおじいちゃんおばあちゃんだねとか

他愛もないこと

それでも思っていたことを
文書にすることって
大切なことだと思う

もやもやしていたキモチが
しっかりとした言葉になる

手紙を書きながら
出会ったから今までのことが
思いだされた‥

しかし、よく結婚できたなぁ‥

でも、今から10年前、
40歳で童貞だったぼくは
もう完全に結婚なんてあきらめていた。

妻は今日で43歳
ぼくは50歳

7歳年下

よく、ぼくみたいなおっさんと
結婚しようと思ってくれたなぁ

本当に感謝しかない

今はもうすぐ3歳になる息子と
暮らせていくることが
奇跡だと思う

手紙を書きながら
昔の写真をさかのぼってみてみる

あらためて幸せな6年間だった

感謝のキモチをこめて
出張先のホテルから日本に手紙を送った。

ちゃんと届くかなぁ‥
届くといいなぁ‥

(おわり)

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