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「砂漠」 -伊坂幸太郎

この本に登場する西嶋というキャラクターがカッコ良すぎる。 あらすじ 仙台市の大学に進学した春、なにごとにも冷めた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人な東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。 麻雀に勤しみ合コンに励みと至ってどこにでもいる大学生活に、個性的なキャラクター達によって、犯罪者だって追いかけるスリルな場面も。 一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡でできていた。 100回読んでも面白い。新しい。 本屋で何を読もう

    • 【初投稿】 「我−汝」と「我−それ」

      『我と汝』 マルティン・ブーバーとは? 1878年、ウィーン生まれのユダヤ系哲学者。この『我と汝』を書いた人。 3歳に母が突然の失踪し、大地主の祖父母の家に預けられる。祖父は偉大なユダヤ系の学者で、祖母共々に高潔な存在として、地域の存在を集めていた。独特な教育方針があり、10歳まで学校には行かせず家庭教師によって教育を受けていた。それによって、11種類の言語を話せるようになったという。その後はレンベルク(当時はオーストリア領)に転居し、イマニュエル、カント、ニーチェ、キュ

    「砂漠」 -伊坂幸太郎