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2020-7-31 日記. ベンチャー企業の研究者: 認知的ブームのサイクルは反復する

会社の社長が, 投資としてのAIブームの終焉について語っている. 2000年代のIT投資バブルと完全に重なっていると思う. ハイプサイクルと似た構造となっている.

あの頃は, IT系のインフラやサービスの原型について投資が先行していた. 現在見ての通りITがないサービスはほぼありえないほど導入されている. AIも同じようにますますAI(ITが前提) x Xとして, ビジネスが広まってくると思っている.

このようなAI話は再度やってくると思うけれど, 今度は純粋に神話化されていない収益化の話がメインになるのだろうかと思っている. 商売をお手伝いする立場としてはきちんとやっていく必要があるので個人的にはやっていくべきことだと思っている.

 次は, 脳科学とか神経科学でのブームが再度やっってくるかもしれない. 多くのものがそうであるように, そのブームも一過性になるけれど実生活に落としこまれることが増えてくるだろう. 関連するものとして行動経済学のナッジだったり, 心理学の消費行動分析などといったものはAIとかITとかと相性が良くシステムを通じて他人の行動を動かすことと紐づいてくるだろうと思っているしすでにそうなっている. この領域などは,  多くの場合ビジネスとの相性がよく研究とビジネスの境界が曖昧になってくると思っている.

だとすると知的生産の場所は, 必ずしも国によって支えられる必要はないと思っている. 知的生産の場所を, 国に依存せずに作る方法を考えていて, それが科学の官制下から解き放つ方法も考えたいと思っている. 


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