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シリーズ: 大富豪はなぜ研究財団を設立するか?

世界には多くの研究所がある. しかも富豪が設立に寄与したものもある.

アレン研究所, カブリ研究所, ハワード・ヒューズ医学研究所, プリンストン高等研究所, コールド・スプリング・ハーバー研究所, ソーク研究所などなど世界に冠たる研究所である.

これらの研究所や財団は富豪によって設立されてきた. 少なくともそのきっかけは、富豪が絡んでいる.

それも莫大な金額で. 彼らに期待する研究機関も存在しているのではないだろうか.

しかし, 慈善の心で寄付をするのだろうか?

それとも何か偶然の巡り合わせなのだろうか?

研究者は彼らの恩恵を受ける. 科学は彼らパトロンによっても進んできた。

それは喜ばしいことだ.

だが、大富豪はなぜ研究財団を設立するのか? 

この問い興味が尽きない. また, 科学者が学ぶヒントがあるのでは私は思う.

この連載シリーズでは, 研究財団の設立に関わった創業者たちの半生とその研究機関についてそれぞれ綴っていく.

この連載の最後に「大富豪はなぜ研究財団を設立するのか?」に対する暫定的な解答を出そうと思う.

連載予定:


1. ハワード・ヒューズ医学研究所: ハワード・ヒューズ

アメリカの航空王であるハワード・ヒューズについて取り上げた.

2. カブリ研究所: フレッド・カブリ (2020年12月末)

3. 理化学研究所: 高峰譲吉と渋沢栄一ら (掲載時期未定)

他にも理化学研究所設立の提唱者である高峰譲吉や財団法人 理化学研究所の立役者である3代目所長大河内正敏についてはすでに取り上げた.

4.  Center for Open Science (COS), Arnold Venturesと慈善資本主義

5. ソーク研究所:ジョナス・ソーク(掲載時期未定)

6. プリンストン高等研究所: (掲載時期未定)

7. アレン研究所: ポール・アレン(掲載時期未定)

8. ノーベル財団: アルフレッド・ノーベル (掲載時期未定)

9. 研究財団はどのように資産を増やすのか? (掲載時期未定)

10. テンプルトン財団: ジョン・テンプルトン (2023年12月29日)

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139字
複数の財団や研究機関(ハワード・ヒューズ医学研究所, プリンストン高等研究所, コールド・スプリング・ハーバー研究所, ソーク研究所, カヴリ研究所, テンプルトン財団, サイモン財団, 東京大学医科学研究所など)について紹介していくマガジンである。

大富豪は寄付をする。 それも莫大な額で。 研究機関にはそういった寄付に期待する人もいるだろう。 しかし, 慈善の心で寄付をするのだろう…

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