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「凱旋門+エッフェル塔=通天閣」~花の都と浪花の都の意外なつながり~

オリンピックの開催で連日早朝のニュースやSNSをにぎわせているフランス・パリ。

シャンゼリゼ通り、セーヌ川、凱旋門……

美しい街並みをもつパリ。

そんな花の都を彷彿とさせるシンボルが、
実は浪花の都・大阪にあります。

それがこちらの……

通天閣です!!

実は通天閣は……

パリの「エッフェル塔」と「凱旋門」

エッフェル塔
凱旋門

この二つを合体させた建物だったんです!!

……というのは嘘、のように思えてわりと本当かもしれない話。

今回は、パリと大阪通天閣にまつわる話をご紹介します!


・凱旋門+エッフェル塔=初代通天閣


「通天閣は凱旋門とエッフェル塔を合体させたデザイン」

という逸話は、近ごろよくテレビでも見るようになった気がします。

ここでいう「通天閣」は今の「二代目通天閣」ではなく、明治45(1912)年に建てられた「初代通天閣」のこと。

初代通天閣がデザインされたメダル

公式サイトの説明を抜粋して引用すると……

 明治36年(1903)に開催された第5回内国勧業博覧会の会場跡地に、明治45年(1912)ルナパークといっしょに初代通天閣が建てられたんですわ~。形はなんと、フランス・パリの凱旋門にエッフェル塔の上半分を乗せたような感じ。ルナパークとこの通天閣は赤いロープウェイで結ばれとって、まさに「新世界」として人々を魅了しとったんや。当時の通天閣の高さは75m。
 しかし、残念なことに昭和18年(1943)足元の映画館が炎上し、解体することとなり、初代通天閣は姿を消した…っちゅうことです。

【なにわの心意気 通天閣の今と昔】https://www.tsutenkaku.co.jp/other/shiryo.html

とのこと。

この通天閣を含む新たな観光スポット「新世界」を明治時代に整備した際、パリやニューヨークを意識したとのこと。

今でも通天閣からの足もとからは、パリのように通りが放射状にのびている様子が窺えます!

「なんかおもろいことをドカーン!とやってみたい」

そんな大阪らしさを感じられるエピソードですね!

・二代目通天閣も、負けてへんで

もちろん現在の二代目通天閣も、現役のおもしろスポット!

ドル札……いいえ、入場券です
おしゃれな内装の"メインゲート"

入場券、そして入口と、地上からエレベーターに乗るまでにすでに色々ツッコミどころ満載な要素を堪能した後、展望台へ。

大阪湾方面を見る

この時はちょうど日没前で、夕陽で影を濃くする大阪の街をぐるりと一望できました!

あべのハルカス
大阪城もばっちり見えまっせ

通天閣でぜひ体験してほしいのが、こちらの「跳ね出し展望台

せり出した金網の通路は迫力満点!
風と高さを肌で感じられるスポットです!

なかなかの絶景に足をガクブルさせた後、日没を迎えます。

展望台からは、明石海峡大橋に沈みゆく夕日を遮るものなく眺めることができました!

最後に通天閣の守り神ビリケンさんにも挨拶をすませ、

「さてお土産はどないしょ」と考えていたら、オリジナルメダル販売機を発見!観光地によくあるやつですね笑

日付を刻印し、購入!
デザインは初代通天閣を選びました!

パリの凱旋門とエッフェル塔を合体させた塔の中で手に入れたメダル。

これが私にとっての金メダルです笑

・おまけ:パリの隠れスポット「パサージュ」

せっかくなのでこの機会に、私が個人的におすすめだと思うフランス・パリのスポットもひとつ紹介しますね。

それがこちらの「パサージュ」です。

パサージュ

パサージュは18世紀末頃からパリに現れた、アーケードつきの商業施設。

いわばパリの商店街ともいえる場所です!

薄暗くはありますが、その薄暗さがむしろ独特の雰囲気を醸し出していて。

アーケードそのものはもちろん、軒をつらねる商店の一つひとつに伝統と歴史を感じる場所でしたので、パリを訪れる機会があればぜひ足を運んでみてください!


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