見出し画像

ペーパードライバー歴10年の初心者が、決死の思いでペーパードライバー講習を受けてみたのでシェア

2020年の4連休の最終日。豊洲を中心に、ペーパードライバー講習を受けてきました。
私は20歳頃に免許を取ったものの、その後運転する機会にまったく恵まれず、気付けば10年という月日が経過。
もう絶対運転することはないだろうな・・・でも運転できたらいいな・・・と思い続けてきました。

で、とある理由で、何が何でも運転したい出来事が発生。
この機会は逃したくない!!!と思い、10年ぶりに運転することを決意。
とはいえ、いきなりの運転はどう考えても厳しいので、ペーパードライバー講習を受けることを決断。
先ほど、その講習が終わったので、いま家でのんびりと感想を書いている所です。

このnoteは特に、

全然運転していないけど、ホントは運転したいペーパードライバーさん
チャレンジがしたいけど、なかなかチャレンジできない人

に、読んでほしいと思っています。

なぜ、10年ぶりに運転しようと思ったの?

「そもそも、10年も運転していない人間が、なぜ唐突に運転しようと思ったの?」
そう思った方も、きっといらっしゃると思います。
その理由は、来月頭に行くと決断した、北海道・沖縄の一人旅です。

コロナの影響もあり、最近は外出の機会も減り、色々とくすぶっていました。
ここ最近も、ひどい時は週に1回ぐらいしか外出しない時もあります。
そんな状況での仕事は、どこかフワフワとしていて、調子が良い時のパフォーマンスが全然発揮できていませんでした。
そんな状況ということもあり、周囲の勧めもあって、一人旅に行くことを決断しました。

「行動はすべて、思い切り振り切るべし」というのが私の信条です。今回の一人旅も同様でした。
最初は、北海道と沖縄どちらに行こうか・・・と思っていたのですが、どうせなら両方行こうと思い、計画を進めます。GoToも東京が対象になったしね。
「最初は北海道」「その後飛行機で沖縄」と、一度の旅行で北海道も沖縄も楽しむことにしました。

しかし、特に北海道は、運転ができないと行動範囲が極端に狭まります。札幌近辺で遊ぶしか選択肢が無くなってしまいます。
足が欲しい。でも自分はペーパードライバーだ。どうしようもない・・・と、最初は諦めかけました。
でも、思い直しました。

ペーパードライバーなんだったら、それを卒業すればいいんじゃないかと。運転できるようになれば良いのではないかと。

そう思い、ペーパードライバー脱出作戦を決意します。

勢いでペーパードライバー講習

しかし、なにせペーパードライバー歴は10年です。いきなり一人で運転は無謀、と躊躇しました。
そんなときに、ネットで色々と調べていると、「ペーパードライバー講習」というものがあることを知りました。
「素人がモガモガと模索しながらやるよりも、お金を払ってでも、一度プロに任せてやった方が100倍良い」
その原理原則は、元々大いに理解しています。そのため今回、講習を受けることにしました。

今回お世話になったのは、「ジャパン・ドライビング・レッスン」さんです。
https://zpd57.com/

ネットで見つけ次第、すぐに電話し、
「北海道で運転しようと思っている」
「でもペーパードライバー10年だ」
「地元の目黒だとハードル高いから、都内で北海道の運転に最適な場所を教えてほしい」
とお願いすると、(笑われながらも)豊洲をオススメしてくれて、そのまま豊洲で、6時間の講習を受けること決定。それが今日の午後でした。

実際に講習を受けて

しかし、なんやかんやで昨日の晩は、全然寝れませんでした。申し込みはしたものの、めちゃくちゃ緊張してました。
豊洲までの電車では、自分の中で、なんとも表現し難い緊張感がありました。
待ち合わせ時間前の待機時間では、「このまま、向こうが約束を忘れてくれてて、今日が無かったことにならないかな」と、自分がお願いしたにも関わらず、チキってました(失礼)
でもモチロン、そんなことにはならず。待ち合わせも完了し、6時間の講習が始まりました。

最初は、路上に車を停めて、アクセル、ブレーキの踏み具合の確認からです。10年も経っていると、マジでそこから覚えていません。
それらの練習を行ったあと、人の少ない路上で、左折や右折の練習・・・ということを、ひたすら繰り返しました。
慣れてきたら、少しずつステップアップをしていく、といった具合です。

ステップアップをしていくうちに、恐ろしいことに気付きます。

普通に運転してます!!!

10年のブランクがあるにも経っているにも関わらず、なんなら免許取得後も2回ぐらいしか運転してなかったにも関わらず、まったく問題なく、路上で運転できている自分がいました。

もちろん、隣に講師の方がいる安心感があります。手には補助ブレーキもあるので、いざという時には補助ブレーキで停止も可能でした。
ちなみに、補助ブレーキはこんなやつ。

画像1

でも、そういった補助輪効果があったにせよ、「あれだけビビってたのはなんだったんだ・・・?」と自分に拍子抜けを喰らうほど、途中からフツーに運転してました。
最終的には、湾岸道路に乗って、70~80kmほど走ってました。

10年のブランクを経ての感想

10年のブランクがあったにも関わらず、計6時間もの運転を行った感想としては、「本当に講習を受けて良かった」という1点に尽きます。

10年間のブランクなんて、解消できっこない。最初はそう思ってました。
でも実際に受けてみて、「自分でもできるんだ」という自信にも繋がりました。

もちろん、隣に講師の方がいた安心感はありました。一人の時の運転は、まったく違った難易度になることは間違いないです。「危ないよ」と言ってくれる方は、今後はもういません。
それでも、「自分なんて絶対に運転できるわけがない!!!」という状態から、「一人で運転してみよう!」という決意を固められる所まで引き上がったのは、大きな大きな進歩だと思っています。

先に書いた北海道旅行では、2日間で計500kmほど走る予定です。行ってみたい宿が、札幌の250kmほど先にあったので、ざっくりそういう計算です。
しかし、「もしかしたら、講習を受けても全然ダメかもしれない」ということも考慮し、昨日時点でまだ、宿は取ってませんでした。念の為、逃げ道は残してました。
でも今日の講習を受けて、決断しました。明日、宿を取ることにします。500km、走ってきます。
何よりも安全運転を心掛けます。ちょっと上達したタイミングが一番危険という話も聞きました。自分の命だけでなく、相手の命にも関わる話なので、運転の最初から最後まで、何よりも心掛けることにします。


最後に:成長と上達は本人次第

最後に、ちょっと余談です。
今日の講師の方から、「運転を上達するには?」の話を聞いているときに、こんな言葉をいただきました。

『運転の上達には、運転するしかない』

講習で教えられる範囲は、最初の取っ掛かりだけ。後は自分で運転して、経験して、上達するしかない。すべては自分次第。ざっくりそういう話でした。
これは本当に、心の底から、納得しました。

私の話になりますが、自分も仕事で、プログラミングやホームページの作り方を指導することがあります。
指導を受ける相手が、どんな現場でも、どんな技術でも通用するよう、可能な限り全力を尽くしているつもりです。
でも、最終的には、その本人がどれだけ熱意を持って、どれだけ「できるようになりたい」という想いを持って、どれだけ数をこなして、どれだけ経験できるかにかかってきます。
講師にできることは、限界があります。最終的には、自分自身次第です。
(※なお、熱意をもって継続できるようサポートすることは、間違いなく講師の仕事です)

運転でも、プログラミングでも、一緒だと思いました。そしておそらく、なんでも一緒だと思います。

本人が、
どれだけ熱意をもって、
どれだけ「叶えたい」と思い、
勇気をもって行動できるか。
それに人生は掛かっている。

そんなことを、私は今日、改めて学びになりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?