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北海道と沖縄の一人旅に行ってきて、大きな学びを得てきたのでまとめ

10/1~5、北海道と沖縄の一人旅に行ってきました。
この記事では、そんな他愛のない一人旅の内容を、まとめるものになります。

この一人旅では、私にとって、とある「大きな大きな挑戦」をしてきました。
そんな大きな挑戦を、単なる思い出というものに終わらせたくなく、このnoteにまとめることにしました。
完全に独り言ですが、皆さんの何かのきっかけになってもらえたら嬉しいです。

「絶対に旅行に行く」という意志

ここ最近はコロナの影響もあり、かなりの閉塞感を感じています。
自分も、本当は旅行も夏も大好きなのですが、この夏は本当に、何もすることが出来ませんでした。
特に8月は、リモートワークや、自身の体調不良もあり、マジでどこにも出掛けず、ずっと家から出ませんでした。
皆さんの一般的な自粛期間は4~5月だったと思いますが、自分の場合はズレて、8月に訪れました。

そんな中、10月からGoToトラベルが、東京居住の人にも対象になります。
自粛モードもだんだんと薄れてきているので、この機会で旅行に行こうと決断しました。

元々は、友達同士と沖縄に行こう、という話でした。でもなんやかんやでグダグダになり、結局流れました。
その場のノリでは「絶対行こう!」という話になっても、いざ実際に具体的な話になると、結局流れる、よくあるパターンですね。
でも自分は、この機会を絶対に逃したくありませんでした。この機会は何がなんでも、絶対に旅行に行こう!と決断し、一人旅として、プランを立てることにします。

そこまでして、「絶対に旅行に行く」と決断したのは、とある理由があります。

2019年末、とある方から、年末年始にシンガポールに旅行に行かないか、というお誘いを受けます。シンガポールは、元々すごく行ってみたい国の一つでした。
でも、断りました。その方とは別の友達と、「2月にシンガポールやマレーシアに行こう」という話があったからです。
しかし、結局そのシンガポールとマレーシアの話も、グダグダになって終わりました。

その後は・・・皆さんもご存知の通り、コロナの到来です。
海外へ、気軽に行くことが出来なくなってしまいました。

その年末年始のシンガポールのことは、激しく後悔しています。行けばよかったと、今でも心の底から思っています。

そんな経緯もあり、それ以降は、「行こうと決断したら、絶対に行こう」と思うようになります。
今後、いつどのような理由で、行きたいところに行けなくなるか、分かりません。コロナがさらなる猛威を振るうかもしれないですし、自分自身の事故や病気など・・・理由は様々考えられます。
とにかく、「実現できるのは、今しかないかもしれない」ということです。であれば、今この瞬間に実施できるのであれば、その事を全力で達成しよう!と思うようになりました。

そして、一人旅の候補地として、どこに行こう?と考えた時に、「北海道」「沖縄」という2つの候補地が思い付いきました。
どちらに行こうか・・・と最初は考えていたのですが、完全にノリと勢いで、「両方行けば良いんじゃね?」ということで、2つの地へ向かうことにしました。

北海道編:ペーパードライバー10年の男の、2日で520kmの運転

まずは北海道へ向かいました。
北海道では、私にとって非常に非常に重要な、とあるミッションがありました。それは何かというと、
「車の運転ができるようになる」
ということです。

私はペーパードライバー歴10年、しかも免許取得からほとんど運転していないという、超超ペーパードライバーです。
そんな自分ですが、本当は「運転したい!」という思いを、過去に何度も持っていました。
本当は運転したい、でもどこかで恐怖心と諦めの気持ちを持っている・・・そんな自分の思いがこびり付いていて、何度も苦しい思いをしてきました。

「ここしかない」と思いました。北海道の広大な大地なら、運転をするチャンスも多大にある。そう思い、運転する予定を綿密に立てることにしました。
新千歳空港から250kmほど離れた、函館の近くの濁川温泉という所に宿泊する予約をし、レンタカーの予約をし、事前に東京でペーパードライバーの講習を受けて、本番に臨みました。
(ちなみにペーパードライバー講習の記事も、こちらにまとめているので、読んでもらえるとすごく嬉しいです)

そして本番。途中途中で、ジンギスカンなど北海道の名産料理や、北海道の有名な温泉地などを経由し、無事濁川温泉の宿に到着。奇跡的に、無事故でした。
途中、何度もヒヤッとした場面がありました。
速度のキープは全くできないし、
ブレーキを踏んだらガッタンガッタンとなるし、
思っていたよりも道路は広くないし、
自動車道で制限速度80km/h延々と緩やかなカーブを走る所は恐怖でしかなかったし、
夜+土砂降りの道路は、昼+晴天の道路とはあまりにも違う姿に戦慄が走りました。
宿についた時は、達成感でもなんでもなく、「なんで俺、何もなく無事に到着できたんだろう」「俺、本当に運転して良かったのだろうか」という思いすら湧いてきます。ちょっと凹んでました。

でも、それだけのことを達成した後には、大体の場合で、「行ってよかったな」と思えるような出来事があります。泊まった宿が、最高でした。
温泉は「昔ながら」としか言いようのない、すごく気持ちの良い温泉でした。かなり肩が凝っていたこともあり、何度も何度も、同じ温泉に足を運んでしまいました。
そして、その宿の管理者さんが、90歳のおじいさんで、非常に非常に元気なおじいさんでした。今でも勉強しまくっているし、Twitterなんかの情報を発信を自分で行っていたり、ガラケーとスマホの2台持ちをしている、といった超ハイテクおじいさんです。

そのおじいさんから、色々な話を聞きました。
・「生きていれば、色んな事がある。運転だってそう。俺だって何度も車をぶつけてる。」
・「今を生きろ。今の積み重ねが未来を作っていく」
・「自分はあと、5000日も生きられない。『年』単位だと、終わりが見えにくい。『日』単位で考えろ。終わりを考えて生きろ」
・「考えて生きろ。考えたくなければ、宗教にでも入ればいい。」

戦争を体験している方の貴重なお話を聞けたと同時に、本人も自分でおっしゃっていたのですが、「この方の話を聞けるのは、もう無いかもしれない」という事実から、なんとも言えない思いが湧き出てきました。
せめて、この時間この時を、何が何でも価値のあるものにしょう、そんな思いでその日はお話を聞いていました。
出来れば、近いうちに必ずお伺いして、その後の報告などをしていきたいと思っています。

翌日、宿から札幌までの帰り道は、行きよりは安定して運転する事ができました。途中途中、やっぱりぶつけそうになったりはしたのですが、おじいさんパワーか、行きよりはだいぶ穏やかに運転する事ができました。

ペーパードライバー10年の男の、2日間で520kmの運転は、無事に終わりました。(ちなみに、東京→大阪が約500kmだそうです)
運転に対する不安感は、まだ完全に拭えたわけではありません。むしろ、運転中のヒヤッとした思いが、若干トラウマにもなっている気がします。
ですが、「挑戦して良かった」、心の底からそう思えたドライブ経験でした。
機会を作って、東京でも運転をしていきたいと思っています。


最後に、北海道のベスト料理。カニ専門店で食べた、カニの刺身です。

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沖縄編:8年ぶりのダイビング

その後、北海道から関西空港を経由し、沖縄(那覇)に向かいました。

那覇でのミッションは、一つだけです。
それは、「失った夏を取り戻そう」ということです。

自分はダイビングライセンスを持っています。そのダイビングライセンスは、「アドバンスドウォーター」といい、深さ40mまで潜ることができるライセンスです。
このライセンスは、8年前に伊豆で取ったライセンスなのですが、それ以来全然潜る機会がありませんでした。

なので今回、「意地でもダイビングしよう」と思い、こちらも運転と同じように計画を立て、ダイビングすることにしました。

とはいえ、運転よりは気楽に、潜ることができました。
今回は40mまでは深く潜らず、18m付近までの比較的ライトな深さで、写真撮影を中心とした内容だったので、非常に気軽に楽しむことができました。

海の中の世界は、非常に神秘に溢れています。特に沖縄の海は、その綺麗さは類を見ません。
陸の世界とはまったく異なる世界で、色とりどりの魚達や、不思議な生物が数多くいます。
そんな魚達を間近で見ることが出来る神秘の世界は、是非色んな方に体験してほしいと思っています。ライセンスは1泊2日から取れます!呼吸の使い方や耳抜きは、ちょっと大変ですけどね。
せっかくなので、そんな神秘の世界で撮った写真をいくつか掲載します。

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沖縄の海の男達は、みんなこんがり焼けていて、しかも年齢に関わらず引き締まっていて、すごいかっこよかったです。
今回の自分のガイドさんも、たぶん年齢は自分より10歳ほど上なのですが、穏やかながらもすごく男らしさを感じる、ナイスガイな方でした。
8月に家に引きこもっていたこともあり、肌は真っ白、お腹はブヨブヨな自分が、心の底から恥ずかしくなりました。
帰ったらちゃんと運動しよう、なんなら沖縄に移住しても良いな・・・と思いながら、ダイビングの休憩中は、せめてもの抵抗で、水着姿で日焼けに取り組んでいました。(あと5kgは痩せないとな・・・)

この後は、海沿いのカフェで仕事したり、国際通りでのんびり買い物をしたりしようと思ったのですが、ここでまさかのアクシデント。
北海道での長距離運転、短期間での長距離飛行機移動、ダイビング・・・といったイベントのおかげか、ダイビング後、体調不良に襲われてしまいました。笑

そんな事情から、沖縄の思い出は、このダイビングがメインとなりました。
「失った夏を取り戻す」、これについては、間違いなく達成できたんじゃないかと思っています。


この一人旅から学んだこと

今回、この一人旅を計画し、実施することで、自分は本当に、非常に多くのことを学びました。
そのうちの最たることは、「挑戦すること」の大切さです。

特にそれを感じたのは、10年ぶりの運転です。
超ペーパードライバーの自分にとって、まさに「生きるか死ぬか」の挑戦でもありました。
もしかしたら、大事故になるかもしれない。壁に突っ込むかもしれない。そんな不安と常に戦っていました。

でも、今回の挑戦を経て、「人間、その気になれば、やれば出来る」ということを、改めて感じました。
そんな恐怖がありながらも、ペーパードライバー講習を受けて準備して、逃げられない状況を作って、無事ミッションを達成する・・・という経験は、かけがえの無いものでした。

思えば、ここ最近、ここまで心が動くほどの挑戦をしていなかったかもしれません。今の現状に甘えていたかもしれないです。
そこまでの心が震えるぐらいの挑戦を、もっと日々で行っていきたいと感じました。

そして、今回の旅で、本当はけっこう惨めな思いもしました。
宿から札幌に帰ってきて、沖縄に旅立つまでの半日間、けっこうな数の「惨めな思い」をしてました。
それは、人として、男として、経営者として、自分の未熟さを肌で感じる機会でした。
自分の現在地から目を離さずに、成長を重ねないといけないと、心の底から感じました。

総じて言えるのは、「旅に行って本当に良かった」ということです。
最初に、友達との沖縄の旅が流れた時に、なにかの理由をつけて、「自分も辞めよう」とすることも出来ました。でもそれは、しませんでした。
結果として、自分が当初思っていたものよりも、何倍も何倍も、学びにすることが出来たと考えています。

口だけでは、なんとでも言えます。今回の経験を、今後の行動、ならびに人生に活かしていけなければなりません。
また、お金もめちゃくちゃ使いました。当初の想定の2倍ぐらいは使っちゃってます。
これも、取り戻さないといけないですね。
あの北海道のおじいさんからの言葉、「今を生きる」という言葉を、胸に刻みつけていきます。


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