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生き方変容

人は人生の失敗に苦しむが、本当は人生にひとつの失敗もない。過去の失敗は常にその人が学び、成長するために存在している
人が変わるとき、それは自分がいかに恵まれてきた存在かに気づけ、自分の運命に感謝するときである。
そして、人が本当に変わるとき、この世に自ら決断して生まれてきたことに気づき、魂の真(まこと)に気づいたときである。
生命より大切なものがあるとすれば、それは自分への愛であり、人への愛である。
それが生きる意味であり、人はそのために生死を体験する。

宗像恒次「SAT療法(2006、金子書房)」

宗像恒次「SAT療法(2006、金子書房)」第6章の冒頭にある文章である。なんとも深みのある文章ではありませんか。
遺伝子研究で有名な筑波大名誉教授の村上和雄によると、人は3億円の宝くじを連続で100万回当てるのと同じくらい偶然に偶然が重なってこの世に生まれてくるそうです。すごい確率で、みなこの世に望まれて生まれてきているのですよね。

胎児は、自分の免疫細胞を介し、母体免疫系のサイトカインをコントロールして細胞性免疫を低下させ、胎児への攻撃を抑制している。胎児がそうすることをやめれば、母体のNK細胞やキラーT細胞の攻撃を受け、胞状奇胎になるか、あるいは血管新生がうまくいかずに流産する。
マウス胎児はまた、胎児尿からアドレメデュリンやトリプシン・インヒビターを分泌して妊娠を維持している…それでも無事に生まれてきたということは、胎児の側が、この子宮のなかで生存したいという指向性をもっているということ

宗像恒次「SAT療法(2006、金子書房)」

この世で生きていくことは、辛いこともたくさんあります。
いろんな失敗もする。
落ち込んで立ち直れないこともある。
けれども、その1つ1つが、自分の成長のためにあるのだということだ。

そう思えないのは、自分の幼児期あるいは胎児期、
さらには世代間伝達、
進化の過程の生物間伝達された記憶があるからかもしれません。

人は、自ら望んで、母親の胎内で生存し続け、この世に生まれてきた。
自分を愛し、人を愛するために…。


2009年8月9日、私はこんなことをブログに書いていました。
ヘルスカウンセリングを学んできた中で、この後「キメラ理論」というものが登場します。
母子間では胎盤を通して遺伝子細胞がやり取りされていて、胎児を異物と認識しないように、母親は胎児の身体の中に自分の細胞を送り込んでいるそうなのです。
母親の細胞が子供に入り、またその細胞がその子の子供の中に入っていく。
命の営みは、なんと神秘的なのでしょうね。

ヘルスカウンセリングでは、この三世代に渡って伝達される情報もセラピーとして使うんです。
自分の身体の中に、いつもおかあさんやおばあちゃんがいて、見守っていてくれる。

大丈夫だよ。
そのまんまでいいんだよ。
不安になったら、いつもでもここに戻っておいで。
必要だったら、力を貸すからね。
 :
そんな、あったかい言葉をかけてくれる。
イメージしてみるだけで、生きる力が湧いてきませんか?

そういう安心感の中で、いま一度時間を取って自分と向き合ってみると、自分の魂の望む生き方に、きっと気づくことができるでしょう。
私もあなたを応援しています。
ともに、この世に生まれてきた目的を、存分に愉しみながら生きていきましょう!


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