見出し画像

第2回定期勉強会💪

こんにちは🙂

先日、小児リハネットワーク広島の第2回定期勉強会が行われました!

今回は
"訪問看護ステーションあすか"の小柳翔太郎先生から

「脳性麻痺の評価について①
                〜GMFCSとGMFM〜」

について、お話ししていただきました🙇‍♀️

その前に、

GMFCSとGMFMとはなんぞや!?🤔

という方もたくさんいらっしゃると思いますので、軽く説明させていただくと...

◎GMFCS(gross motor function classification system)          
→脳性麻痺児の粗大運動能力障害の重症度を分類
◎GMFM(gross motor function measure)
→脳性麻痺児の粗大運動能力の変化を評価

を目的とした評価です✏️

この2つを評価することで
・目標設定に役立てることができる
・予想される発達を上回ったか下回ったか評価できる

・治療のタイミングを考慮できる
といった主に3つの利点をお話しいただきました🗣🌟

これを聞くと、脳性麻痺児をみる小児リハの現場ではこれらの評価を実施することが多いはずです🤔

しかし、その実施率はなんと11.6%という数字で、その理由としてGMFMの評価に時間がかかるという点を挙げて頂きました🙍‍♂️💥
(http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/chosa/2018shouni.pdf
より引用)

たしかにGMFMは一般的に、GMFM-88やGMFM-66が知られていますが、GMFM-66の66項目数でさえ、小さな子どもを対象に評価するのに時間がかかることは容易に想像できますね…💦

そこで今回小柳先生に紹介していただいたのは

    『GMFM-66  B&C』

という評価です!!

・GMFCSレベルと年齢をもとに、評価を始める項目の目安を得ることができる
・3項目連続「3点」のところをスタート
・3項目連続「0点」のところを終了
・少なくとも15項目の評価
・1つの項目には最大3回挑戦でき、最もいい点数をつける 

というルールをもとに評価することで、圧倒的に評価時間が短く済むことがわかりました🌝

興味がある方は以下のリンク先の論文をご覧ください!!!
https://academic.oup.com/ptj/article/91/4/577/2735058

また、講義の最後に模擬症例を用いて軽いディスカッション🗣を行い、様々な現場で勤務されている方の、ボトックスなどについての意見を聞かせて頂きました!

その中では、GMFCS、GMFMともにとても有効な評価方法ではありますが臨床ではそれだけでは足りず、もっと評価しないと判断は難しいということを確認しました、😓

以下の画像をまとめとさせていただきます!

画像4



今回も参加していただいた皆様、貴重なお時間をいただきありがとうございました!!

広島県近辺で活動している方で興味を持たれた方は、是非とも参加していただければと思いますのでよろしくお願いします😊💓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?