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10年ぶりの日本の夏はヤバすぎる。

昨年末、9年間赴任していたマレーシアから帰ってきて、約10年ぶりの日本の夏を東京で過ごしています。

なんですか、これ?

この気温の中、毎朝電車で通勤するなんて命がけなんじゃないか?世界中でこんなに過酷な通勤/通学に耐えている国民なんているのかしら?

気温だけじゃない。なんですか、この湿度。

僕が住んでいたマレーシアと比べても、もっと暑いって言われてたタイや、隣国のベトナム、シンガポールなんかと比べても、段違いに暑い。
もうね、レベルが違う。

日本に帰国して半年が過ぎてやっと生活に慣れてきたと思ったら、この洗礼はあまりにもヤバすぎる。もうマレーシアに帰りたい。

マレーシアにいるときは、日本の四季やそれぞれの季節の旬の食べ物なんかを味わうという行為がとても羨ましく、懐かしく感じていたけれど、この暑さは約束が違う。もうマレーシアに帰りたい。

気候に文句を言っても絶対に状況は変わらないことぐらいはわかっている。そんなことはわかっているのに、朝夕の通勤時はよほど自分の気持ちを落ち着かせていないと、あっという間に暑さに負けて正気を失ってしまう。帰宅時はとにかくこの正気を保つためにビールを飲むことだけをイメージして、この湿度や流れ出る汗に耐えながら電車に乗っている感じだ。

暑さは確かに厳しいけれど、日本に帰ってきて電車通勤を再開してから、すごく気になっていることがある。

スマホを見ながら歩く人とワイヤレスイヤホンだ。

10年前の日本でもスマホを見ながら歩いたりすることの危険性はニュースになっていた気はするけれど、恐らく動画が普及したからか、スマホを見ながら歩いている人の多さに驚くばかりだ。こいつらは視覚と聴覚を同時につぶしているから、人がいっぺんに集まる改札の前後や、駅構内の交差点でも突然立ち止まったり振り返ったりする。もちろん周りが歩いているペースに合わせるようなこともできない。

その時見ている動画だったり、LINEなどからのメッセージだったりはその場ですぐに見ないといけないほどの重要性があるものなんだろうか。
この行動パターンは、いくら考えても全く理解ができない。こいつらが少数派でたまに見かける程度であれば、まあ変わった人もいるよねっていうことで納得するし、出来るだけ距離を置くだけだからいいんだけど、そういうレベルではないという気がする。

こいつらに進路を遮られたりぶつかりそうになったりするようなことが続くと、この暑さの中で正気を保つのも一苦労だ。

僕も世界中を見てきているわけではないけれど、こんな行動をしてスリにやられなかったり、周りの人から注意されなかったりする国はあんまりないんじゃないだろうか。

海外から帰ってきて日本の悪いところを論うのはカッコ悪いことだと十分わかってるし、自分の祖国は愛すべきだろう。帰国してから会う友達はみんな相変わらずいいやつばっかりだ。
もっと言うと、僕の母親のたった一つの教えは「人はいいところだけを見なさい」だ。

それでもこのスマホとワイヤレスイヤホン問題は、僕の目にはとても異常に映る。全く意味が分からないという感覚に近い。唯一考え付くのは「依存症」や「中毒」だ。

みなさんはどう感じているのだろうか。

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