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スマホ代を極限まで安くする

2007年にスティーブ・ジョブズがステージでスマートフォンの発売を発表した。この発表の様子は動画で見ることができる。いま見てもインパクトのある映像だ。ジョブズは自らの闘病とキャリアについても発表している。有名なのはスタンダード大学の卒業生に向けての15分ほどのスピーチだった。

あれからスマートフォン(スマホ)は瞬く間に全世界に広がった。あのときジョブズがいっていたのはスマホで3つのことができるというものだった。ひとつはメール。誰とでもメールができること。次に電話。誰とでも電話にて音声通話ができること。そして音楽が聴ける。どこでもどんな曲でも気軽に聞くことができる。

これはいまでは当たり前だけれどもエンターテインメントの集約といってもいい。あれからエンターテインメントは広がりを見せ、ジョブズの創った会社も著しい成長を超えた。アップル社は時価総額でも世界一になった。時価総額、つまり会社が使うことのできる持ち金はUSD3trillionにまで膨らんでいるという。これは日本円にするとどのくらいになるのか。

1ドルあたりの為替レート150円で計算してみると450兆円になる。アップル社は450兆円を投資に回すことができるということだ。これは一体どのくらいのお金なのだろう。日本のGDP(国内総生産)は540兆円といわれる。つまりアップル一社だけで日本の総生産に迫るという。しかしこれだけではない。アメリカの経済は膨張しており日本のGDPの10倍にまで達している。日本の生産高はアメリカでは中西部の生産高くらいにしかならない。

さて皆さんはこのスマホに毎月いくら払っているだろうか。このスマホの利用料を通信会社に払うほど使用頻度は高いといえる。でも大学生の皆さんはほんとうにスマホが必要なのだろうか。一体どのくらいのお金をかければいいか。わたしの意見を述べてみよう。

スマホは持つことには賛成する。しかしお金をかける必要は全くない。なぜならば使う必要がないからだ。まずスマホをどこかで買ってくる。秋葉原にはスマホを中古で売ってくれる販売店がある。電気街にいくつも店を出している販売店にイオシスというところがある。そこでiPhoneの中古を買えばいい。古いのでも十分に使える。SIMフリーのであれば1万円以下だ。

わたしは1万円以下のiPhoneを2台持っている。これでiPhoneの本体にかけるお金は2万円以下になった。そして通信会社との契約をどうしたか。auの契約プランでpovo2.0というのがある。これまでのdocomoとの契約を解除するにあたりpovoにした。するとどうだろう使用量がかなり減った。

どのくらい減ったのだろうか。毎月110円で使える。povoにはトッピングといっていろいろなサービスを都度購入することができる。そのうち1Gを180日間使えるというトッピングを買えばいい。このトッピングの値段は660円(税込み)である。つまり180日間、半年でこの値段ということは一カ月110円である。これが安さの限界であろう。

こんなことをして使えるのだろうか。

ひとつはモバイル通信を使わないこと。家にいるときはWifiにつなげてそちらの方で通信をする。すると家のWifiであればお金を払うことはない。家族で使っているから追加で払うこともない。

さてどうだろう。こんなことをしてほんとうにいいのだろうか。いいのである。

それはスマホを持ち歩いている限りなにも役には立たないことがある。もともとラスベガスのスロットマシンを見本にしてつくられたスマホ。やっていることはカジノといっしょで賭博である。そういったものはそそるようなことばかりで利用者を中毒症状にすることが狙いだ。そのため、空いた時間にちょっとメールを見る。それだけで25分間集中ができずロスをするという。

スマホを手に取っているだけで集中力が続かず他のことを気がとられてしまう。例えば何度もスポーツのスコアを気にすることはないか。翌日にスコアだけ見ればいいものをとにかく経過が見たくてしょうがない。そのために使う時間はもどってこないことにある。スポーツのスコアのようなものは週末に10分程度で見る。あるいは新聞でスポーツ欄をながめるだけですむ。

スマホで必要な情報は天気予報と交通情報だけである。他は必要ない。ときにはそれすらも必要ない。スマホを持っている友達に聞けばいいことだから。

もっと悪いことが起きやすい。もともと中毒症状を起こさせる狙いで作られたスマホによってそればかりを使うようになる。すると不安症状を起こすことがある。また気が滅入って抑うつ症状にもなりやすい。そうなると怒りっぽくなってやたらと人やものに当たりやすくなる。いわゆる切れるという奴だ。これは因果関係ははっきりとはしていない。しかし傾向としてスマホを使う人ほど切れやすいということは学者の間で実証されている。

そういうものにお金をかける必要はない。使う必要もない。スマホありきで過ごさない方がいいだろう。なぜだろうか。それはノートパソコンがあれあスマホは必要ないこともある。学校でノートパソコンを使う。一日4時間wも使えば学校で必要なことができるであろう。

スマホ代は抑えよう。月110円で十分であろう。またできるだけ使わない方がいい。

スマホをわきにやる。それよりは外で友達といっしょにいる。ショッピングをしたり、カフェで会話を楽しんだ方がいい。SNSのイベントには参加しない。それよりは都内でスポーツをする。ジョギングやサイクリング。あるいはこれからは水泳といった運動は気軽にやりやすい。できれば友人とするスポーツがいいだろう。

スマホは健康にはよくない。外に出てデジタル・デトックスをしたほうがいいだろう。

わたしはスマホは捨てきれなかった。しかしお金をかけようとは思っていない。また使おうとも思っていない。