お勧めのイベント
これまでいろいろなイベントを紹介してきました。実際にそれらのイベントに比較的長い期間参加しました。立場としては参加者です。振り返って実態を読者の皆さんに知ってほしかったことがあります。その結果、やや批判めいたことも書かなければなりませんでした。過去に同じようなイベントを主催したこともあります。
ではあまり批判めいたことばりでもよくないのでお勧めのイベントを紹介しましょう。これらはオンラインで参加しても現地で参加しても有意義な時間を過ごせるはずです。オンラインで参加をするときには聴衆として参加する。会場では加えて公演の後にQ&Aの時間があります。
次にあげるイベントはまず間違いがないでしょう。いずれも4年以上参加したものです。それぞれの目的、対象としている参加者、そして何が得られるのかを書いてみます。
政策大学院大学
まず六本木に拠点を置くGRIPS政策大学院大学というのがあります。そこのホームページを見て興味がわいたセミナーに参加してみることをお勧めします。ここは実際に大学院生も参加してくるイベントで大学院レベルの研究を紹介しています。そのプロモーションが目的です。
対象としているのは一般社会人です。そうはいっても広範囲に渡りますので将来この大学院で修士号を取得したい人に向けて発信されています。会場では大学院の雰囲気というものを得られるでしょう。六本木という立地のよさが魅力です。
特に必見なのはこの大学院で教えている道下先生という方がいます。この人の質疑を聞くといいと思います。質問の仕方やホストとしてのファシリテーションがとても優れた方です。大学院での授業に近い様子が見てとれます。
HBS Club
次にネットで検索すると出てくるのがHarvard Business School Club of Japanです。ここはハーバード・ビジネス・スクールの日本支部が主催しています。定期的にHBSの教授や卒業生が講演をします。その様子を見れます。それによりHBSにいく留学生を増やすことを目的としています。
このイベントもHBSに入学をしたい人向けです。2024年には10名ほどHBSに行くようです。ここのイベントも参加することはお勧めです。間違いはありません。
大学院での授業の様子がわかります。
多摩大学
最後にお勧めとしてはPeatix上で検索をすると出てきます。多摩大学サステナビリティ経営研究所が主催するサステナビリティ・セミナーというのがあります。わたしはまだ参加したことがありません。しかしこの前身である多摩大学主催の同じようなセミナーに何度か参加しました。
多摩大学の寺島学長はよくマスコミでも取り上げられており、経歴のしっかりした方ですのでそういったところに招かれる講師は聞いていてためになると思います。
さてこれらのイベントがお勧めな理由として共通しているのは何かというのを書いておきます。
まずバックの母体がしっかりしているということです。有名とか知名度があるということではく、公的に認定をされているということです。そういった認定機関が母体としてあるということはしっかりした内容になっています。怪しい事件や事故がないのです。そのため学習効果は高いといえましょう。
そして認定機関のイベントに来る講師というのはしっかりとしたプロフィールを持っています。それが一般に公開されています。facebookやLinkedInのように自分で適当に書いて掲載しているプロフィールをとは違います。認定機関がチェックをしてきっちりとしたプロフィールが書かれいることが特徴です。
審査に通過しておりそれなりの知人からの紹介があること。そういった身元がしっかりしているという安心感があります。発言内容に偏りがなく、バランスのとれた意見をいう方々です。
そして登壇するスピーカーは実績や研究が論文や本として結実していることがあげられます。そういったものがなくても登壇できてしまうイベントというのはあまりよくありません。
コロナになる前からよく知っている人であり、身元がしっかりしていて信頼できる人であればいいですが、そうでない場合は参加をしない方がいいでしょう。少しでも怪しいところには参加しない方がよい。
有志の人たちだけやっている場合は母体がないため事務や運営に負担がかかります。お金と時間がかかり、それに見合うだけの成果がない場合が多く、運営側がフラストレーションをためている場合が多い。そのため運営が雑になり参加をしてもあまりメリットがないものが多く存在します。
しかし母体があるところでは予算がしっかりと割り振られています。その予算は年度ごとに計画され使われるため継続性があります。そうでないボランティアでやっているイベントは不定期開催になったり、講師がキャンセルをして来なかったりすることもあります。また本気で講義をしないのです。