査読誌と投稿規定
研究者の卵である若い人に第一歩として勧めたいのは、査読誌(peer reviewed journal:投稿論文が査読を経て掲載される雑誌)への投稿(submission)である。最初にどうするか。まず投稿しようと思う雑誌の投稿規定(contribution rules)をよく読んで欲しい。投稿資格要件のほか、オリジナルな初出原稿であること、字数制限などが書かれている。査読のやり方が詳しく書かれていることもある。以下は政治経済研究所の『政経研究』の投稿規定。この規定において、電子メールでの投稿を受け付けていないのは今の時代に少し遅れている。投稿先が文章内で明示されないのは不親切。投稿先は〒136-0073 江東区北砂1-5-4 政治経済研究所『政経研究』編集委員会 である。
投稿規定はネット検索で拾える場合も多い。気になる雑誌は人によって違う。まず、気になる査読誌の投稿規定を検索して読んで欲しい。どの雑誌が良いか分からないという人には、所属している学会の学会誌への投稿を初めの一歩として勧めたい。大事なことは一歩前に踏み出すことだ。
投稿規定(規程)の例
アジア経済(アジア経済研究所)投稿について
季刊経済理論(経済理論学会)投稿規程
金融経済研究(日本金融学会)投稿について
経営史学(経営史学会)投稿規程
経済学史研究(経済学史学会)投稿規程
経済学論集(東京大学大学院経済学研究科)投稿規定
経済研究(一橋大学経済研究所)投稿規定
経済分析(内閣府経済社会総合研究所)投稿要綱
行動経済学(行動経済学会)投稿規定
国民経済雑誌(神戸大学経済経営学会)投稿規程
社会経済史学(社会経済史学会)投稿規定
日本経済研究(日本経済研究センター)投稿規定
法律時報(日本評論社)論文投稿・審査規程
歴史と経済(政治経済学・経済史学会)投稿規程
歴史評論(歴史科学協議会)投稿規定
早稲田政治経済学雑誌(同編集委員会)投稿規程