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鄧小平 資産階級自由化は資本主義の道を歩むものだ 1985/05-06

這兩段話分別摘自鄧小平同志一九八五年五月二十日同陳鼓應教授的談話和一九八五年六月六日同“大陸與台灣”學術研討會主席團全體成員的談話。《鄧小平文選第三卷》人民出版社1993,pp.123-125

(1985年5月20日)
 我々大陸は社会主義を堅持し、資本主義のよこしまな道を歩まない。社会主義の資本主義とは異なる特徴はまず共同富裕にあり、両極分化とならないことにある。創造された財富は、第一は国家に帰し、第二は人民に帰し、(しかし)新たな資産階級を生み出すことはない。国家はその一部分をつかんで、これも人民のためだが、少し国防に回す。さらに大きな部分は、経済の発展、教育と科学の発展、人民生活の改善、人民文化水準の引き上げに用いられる。
 中国で四人組粉砕以後出現した一種の思潮においては、資産階級自由化を叫び、西欧資本主義国家の「民主」「自由」を崇拝し、社会主義を否定する。これはだめだ。中国は現代化せねばならないが、自由化してはならず、(決して)西欧資本主義の道路を歩んではならない。資産階級自由化を唱えて(搞)かつ刑法(刑律)を犯した人を厳粛に処理しないのは駄目だ。彼らがこのことでちょっと大騒ぎし(発言して自由にふるまう=大鳴,大放)、壁新聞(大字報)、非合法出版物を出すことは、実際上は一種の動乱であり、「文化大革命」が残したやり方だ。この風を舞い上がらせてはならない。1980年の全国人民代表大会はとくに次の決議をしたー憲法の中の「大鳴,大放、大弁論、壁新聞」を肯定する条項を廃止すると。この条項は「文化大革命」中に憲法に書き込まれたものだ。西欧「民主」を崇拝するような人はいつもこの四つをしたいと考える。中国は10年にわたる「文化大革命」の深く悲痛な教訓を経て、そのようなことはもはやできない。中国は社会主義制度を堅持し、社会主義経済を発展させ、四つの現代化を実現せねばならないが、理想がないのは駄目だし、規律がないのも同じく駄目だ。
 我々の党の十一届三中全会(1978年12月18日―22日 福光)は開放政策実行を決定し、同時にまた自由化の風を進めないことを求めた。これは相互に関連した問題である。この風を止めなければ、開放政策は実行できない。四つの現代化を行い、開放政策を実行せねばならないが、資産階級自由化をしてはだめだ。自由化の思想は過去数年あるし、現在もあるし、社会上あるだけでなく、我が共産党内にもある。自由化の思潮が一旦発展すれば、我々の事業はたちまち混乱に陥る。それゆえ目標は、安定した政治環境である。不安定、政治動乱、それでは社会主義建設に従事できず、一切すべてが不可能だ。国家を管理すること(治理国家)は一つの大きな道理(規律、方法、理由など多義 福光)であり多くの小さな道理にかかわる。その小さな道理にもまた道理があろう、しかしこの大きな道理がないのは駄目だ。

(1985年6月6日)
 我々は法に従い何人かを処理した。彼らの問題は実際上は自由化を唱えかつ刑法を犯したことだ。我々の国家においては、資産階級自由化を唱えることは、資本主義の道路を歩むことであり、(彼らを)部分とすること(統一)はできない。台湾との統一問題と同じではなく、大陸内部の統一問題だ。資産階級自由化を唱える(ことを認めると 福光)我々の内部は乱れた社会になり、安定的社会でなくなり、どのような建設もみなできなくなる。我々から言わせれば、これはとても大事な原則問題だ。
 あなたたちはこの何人かの異なる意見を持つ人の処理について、人権の観点から問題を提出している。では聞くが、人権とは何だ。まず最初に多くの人の人権か、少数の人の人権か。あるいは多くの人の人権、全国人民の人権か?西欧の世界のいわゆる「人権」と我々が考える人権とは、まったく別物で観点が違っている。

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