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John Locke 1634-1704 (2)

Locke's Political Philosophy by A. Tuckness
ロックの政治哲学
Cited from Stanford Encyclopedia of Philosophy

 John Locke (1634-1704)は近代の哲学者の中で最も影響力のある哲学者である。『Two Treatises of the Government』において彼は、神がすべての人を国王に生まれながらnaturally従属するものとして作ったという主張に対して、人は生まれながら(by nature)自由かつ等しいとの主張を弁護した。彼は、人が生まれながら、生存(life)、自由、財産に対する諸権利をもつことは、個別の社会のいかなる法律(the laws)からも独立した根拠(a foundation)をもっていると主張した。ロックは人が生まれながら自由かつ等しいとの主張を、正しく導かれた(legitimate)政府ー自然状態にある人々が、その生存、自由、財産を安定的かつ快適に享受することをよりよく確保するために、その諸権利を政府に移す結果として正しく導かれた政府ーを理解することの正当化の一部に使った。政府は、人々がその権利を守るための人々の同意によって存在するのであるから、そうすることに失敗した政府は、抵抗を受け新たな政府に取り換えることができる。このようにまたロックは革命権の弁護において重要である。ロックはまた、多数ルールの原理と立法権と行政権の分離とを、弁護した。『Letter Concerning Toleration』においてロックは、(支配者が信ずるところの)真実の宗教に人々を導くことを強制すべきだということや、教会がその構成員にあらゆる強制力をもつべきだということを、否定した。ロックはこれらのテーマをその後の政治的著述『Second Letter of Toleration』そして『Third Letter of Toleration』でより詳しく述べている。


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