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東洋文庫
東洋文庫は中国を勉強する人間にとっては有難い資料庫だ。10年程前に少し古い時期の中国の勉強を始めたとき、勤務先の図書館の蔵書をあまり信頼できなかったので、この文庫の検索システムをよく利用したし、こちらの閲覧室にもしばしばお邪魔した。この閲覧には、身分証を持参して、閲覧証を作成する必要がある。
なお私のような遅まきの中国研究者にとって、もう一つ助けになったのは海浜幕張にある、アジア経済研究所図書館である。この図書館は蔵書の規模が大きく、あらゆる人に開放されているので助かったのだが、都心から少し遠いことが難点だ。そして以上二つのライブリーに加えて、(現在は利用が制約的であるが)国立国会図書館館内で、中国学術雑誌全文データベースCNKI(中國知網)にアクセスすることでおおよそ目ぼしい雑誌文献にたどり着けた。
ところで東洋文庫には、ミュージアムと称する博物館が併設されており、人気がある。その大きな理由は斬新なデザインにあるのではないか。
展示室のある2階に上がると、モリソン文庫に直面する。やはり圧巻だ。こうした本の展示については、たしかに大阪の司馬遼太郎記念館(安藤忠雄設計 1996年)とか、秋田にある国際教養大学図書館(2008年利用開始 2014年にGoodDesign賞受賞)などの前例があり、ここが初めてではないのだが。
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東洋文庫の現在の建物は2011年の竣工。2013年にGoodDesign賞を受賞。
アクセス JR駒込駅から徒歩8分 都営三田線千石から徒歩7分
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