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大國魂神社

 この神社の創立は景行天皇四十一年(西暦111年)とされる。武蔵国の護(まも)り神として大国魂大神(おおくにたまのおおかみ)をまつっている。この大神は出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ 大国主命(おおくにぬしのみこと)の別称)と御同神だとのこと。いずれにせよ、古代にまで遡るいわれをもっている。大化の改新により、この地に武蔵国府がおかれ、武蔵国内の六つの神社の祭神を合わせ祀ったことから「武蔵総社」「六社宮」ともいわれてきた。
 ただ現在残る古いものとしては、平安時代末期の藤原仏が目立つ程度であろうか。重要文化財として運慶作と伝わる木造の狛犬がある。正保3年1646年に火災があったが、おそらくその前にも火災や衰退の時期もあったからであろう。現存の建物としては、寛文7年1667年の本殿が最も古い。江戸末期、嘉永7年1854年再建の鼓楼がある。
 しかし幸いにして、境内に残る巨木は、この神社の古さを十分に物語っている。
 アクセス 京王線府中より徒歩5分

鳥居前の2本の御神木
随神門
鼓楼 嘉永7年1854年再建
中雀門
拝殿
拝殿の後ろに本殿がある
幹回り8.6M 樹高20.3Mとされるイチョウの御神木
御神木への参拝


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