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朝倉彫塑館

 場所は日暮里駅北改札口から谷中方面に歩いて5分。今回はおそらく10数年ぶりの訪問。彫刻家として知られる朝倉文夫(1883-1964)の自宅でありアトリエである。最初に通されるのが堂々たるアトリエ。天井の高さ。しっかりした木組みの床材。なるほど大きな彫刻にはこうしたアトリエが必要なのだと納得する。そこに置かれている作品群も有名なものが多くただただ感心する。そしてその次が書斎。これも大変立派。そして応接間を経て玄関があり、昔の来客はここを通ってアトリエに至るのだとこれも納得する。
 この建物は昭和10年1935年のもの。朝倉自身の設計とされる。3階にある朝陽の間を超えると屋上への階段があり、なんと屋上庭園がしつらえてある。いまでもその眺望は開けている。昭和10年には遥か遠くを眺望できたのではないか。その発想のすばらしさに驚き敬服する。1階の和室から見る中庭の巨大な池。これも見事である。
 朝倉彫塑館movie
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