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中国経済学史

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2018年11月の記事一覧

過渡期総路線 (2.2)

(『杜潤生自述』人民出版社2005から)写真は毛沢東 1954年1月。 革命転換(転変)の政策決定 p.33 1953年における中国の大変化は2つの革命の(間の?)転換であった。すなわち新民主主義革命が社会主義革命に向かう転変であった。当時、鄧小平は言った。今年(1953年)3月以来、毛主席が中心になり一つのことをした。すなわち過渡期の総路線を提起(提出)した。これは確実に中国の歴史の発展進路にかかわる最重大事件であった。 その過程は。中共七届二中全会の後の数年間、毛

整風運動と反右派闘争 1957

薄一波 若干重大決策与事件的回顧 下巻よりp.399 22. 『人民内部の矛盾を正確に処理する問題について』の発表   『人民内部の矛盾を正確に処理する問題について』は毛主席が社会主義時期に書かれた最重要著作の一つである。同書は唯物弁証法を用いて社会主義社会の基本矛盾を科学的に分析し、社会主義建設中の一連の重大問題を正確に提出明白に述べて、わが国社会主義事業の発展のため理論基礎をしっかり固めた(奠定)。その発表は1950年代中期のわが国政治生活中の一大事であっただけでなく、中

胡耀邦 社会主義現代化建設の新局面を全面的に開始せよ 1982/09/01

(胡耀邦 全面開創社会主義現代化建設的新局面 1982年9月1日)胡耀邦文選、人民出版社、2015年、pp.417-467,esp.431-432, 441-443, 461-462 p.431 生産手段(資料)公有制はわが国経済の基本制度で、破壊が許されてはならない。現在、一部の農村では水田の水利施設をこわしたり、森林を乱獲乱伐したり、集団取り置き(提留)をやめるなどなどの現象が生じており、一部の国営工商業の中には国家統一計画に違反したり、勝手に(擅自)統制配給物資を