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アトピー考 その20 ーゆっくり行動する

アトピーについて考える。1つ目は身体の緊張とアトピーの関係について、2つ目は喘息とアトピーについて、3つ目は体温について、4/5つ目は感情について、6/7つ目と14回目に脱砂糖について、8つ目に求められる即効性とタイムラグについて、9つ目では身体を振り返る、体調を知る方法について、10回目は着る服について、11回目はお医者さんとの関係について、12回目はカミングアウトについて、13回目については呼吸について、15回目はアトピーホルダーの理解者や応援者について、16回目は掻くという行為について、17回目は皮膚と筋肉について、18回目はアトピービジネス(癌ビジネス)について、19回目は親子関係について私見を書いた。

20回目の今回は「ゆっくり行動する、時間をかけて実行する」について考えてみる。

アトピーの人には罪悪感がある、と聞いたことがある。正否のほどは分からない。しかし、なんとなくそうかなと感じるものがある。これまたいつもの様に卵か鶏かどちらが先かになってしまう。アトピーだから罪悪感があるのか、罪悪感があるからアトピーになるのか。この際どちらでも構わない。(罪悪感にせよアトピーにせよどちらにしてもなってしまったものなのだから。)

この罪悪感は痒みと掻くという行為と相互に影響し合っていると思う。その罪悪感からだろうか。気持ちの上でいつも焦っていた。今目の前のことに集中せず次に何をするかに精神がフォーカスされていた。まるで何かに追い立てられる様な気持ち。何かに急き立てられる様な感覚。そのどうしようもない感覚に支配されていた気がする。気がする、というのははっきりした自覚があるというわけではない。何ものかに急き立てられる感覚があまりにも普通で日常的な感覚なのである。おそらく麻痺しているのだ。いつも追い立てられる様な急き立てられるような心持ちが通常であり普通であればそれが異常ではなくなってしまう。

今を生きる。今を丁寧に生きる。その教え(別途2回この課題−問題意識−にnoteで投稿済みです。)を振り返るとここでも過去に固執せず未来を憂えず今を大切に生きる姿勢が問われている。すなわち、早く次の行動へと心ここにあらずの焦る気持ちを抑える。ゆっくり今に向き合い目の前のことを丁寧にする。とはいえ、別に禁欲的に生きる必要は無い。いやむしろ逆だ。今を味わうことだ。今を楽しむことだ。少しだけ自分を後ろから鳥瞰的に見る感覚を持つ。あ、今目の前のことに集中していないな。他のことに気がそぞろになっているな。そうじゃない。ゆっくり今現在を楽しもう。心ゆくまで味わいながら楽しもう。そうそれが大事、大切。

次は何をする。何をしなければならない。そんな早る気持ちをなだめて今にフォーカスする。ちょっと振り返り立ち止まる勇気を持つ。そうすれば知らず知らずに持ち込んでいた罪悪感を捨て去って身が軽くなる。心の余裕を取り戻す。今だけに集中出来る。今日から試してみよう。今日から続けてみよう。

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