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アトピー考その29 -遅延型食物エネルギー

久しぶりに投稿する。

TwitterやInstagramなどでアトピーをツイートしたり投稿したりするのを時折、というかよく見る。

そんな中で自分自身がアレルゲンの食べ物を日常的に食していた頃の、正に皮膚が炎症を起こしていた頃にそっくりな皮膚をしている人を時折見かける。不思議なものでアトピーの人はアトピーの人を良く見分けられる。不思議ではない。当たり前か。いや、ただアトピーというだけではない。その病状、症状の進捗状況も何となく想像出来る。どれほどの痒みなのか。あるいは痒みよりむしろ痛みなのか。皮膚の表面からパラパラと粉状に剥がれる。ジトジトと液状に膿の様にただれる。粉状とひとくちに言ってもペロッと大きく剥がれる場合もある。むしろ文字通り白い粉になって落ちる場合もある。白色や淡い色の服なら目立たないが色の濃い服なら落ちた皮膚のかけらが目立って気になる。そんな想像をすると同じ闘いをしている仲間と思う。同志だと思う。

炎症にもいろいろあるのだが、食物アレルギー、いや特に遅延型食物アレルギーでアトピーを患っている人は独特な気がする。炎症の元凶を絶えず身体に取り込んでいるからだ。

遅延型に対して即応型とでも表現すれば良いのだろうか。アナフィラキシーショックなど良く知られている食物アレルギーは分かりやすい。食べたら即反応するからだ。これに対し遅延型は判りにくい。判りにくいというより今ほとんどの人は気付かずにいるのではないだろうか。自分がそうだった。まあ、念の為調べて見ようと宅急便で送られた血液検査キットで指先から血液を採取し送り返して結果が数週間後に来たときビックリした。信じられなかったと言ってよい。半信半疑でアレルゲンの一つであり毎日欠かさず食べていたお米を試しに止めてみた。食べないで3日経ったときには身体の変化を感じた。あの痒みや疼きがスッと消えた時の感動。魔法にかけられた様な気分は形容し難い。かくして自分はハッキリ遅延型食物アレルギー体質であると認識した。(ただし、医学界ではまだ認知されていないと聞く。)

遅延型食物アレルギーを調べる。ググるのが一番手っ取り早い。ただし、結構血液検査はお金がかかる。大抵は血液検査キットを自宅に送ってもらいラボに送り返して検査結果の通知をもらうというプロセスが現実的ではないか。病院ですることも可能だがまだ扱う病院はさほど多くなくあってもコストが高い。

自分がひょっとして遅延型食物アレルギー体質ではないかと疑い調べてみたいと思う人が自分で独自に調べる方法がない訳ではない。疑いのある食物を最低3日間摂取するのを完全にやめて身体の調子を観察するのだ。普段食べているものをやめることで皮膚の症状が改善されたり痒みがなくなったりしたら改めて血液検査をすることをお勧めする。

簡易的な調べ方だが難がある。複数のアレルゲンがあってあるアレルゲンを避けて食べないでいても別のアレルゲンを食べ続けていたら結局炎症の原因を取り除いたことにはならず症状は変わらない。なので食べないものの組み合わせを上手く選ぶ必要がある。

一般的に、日本人は乳製品は合わないと言われる。これは結構有名だと思うのでアトピーの人は避けているのではないだろうか。あまり知られていないが小麦も危ない。自分は小麦だけでなく、お米、大豆、ジャガイモなどもダメだった。主食級がほぼ全滅。そこまで極端なケースはともかくほぼ日本人が毎日食しているお米と小麦をまず疑って3日間完全にシャットアウトしてみることをオススメします。皮膚に悪さをしなくとも疲労の原因になっている人はかなりの割合でいる可能性がある。

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