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アトピー考 その7 ー脱砂糖Ver.II

アトピーについて考える。1つ目は身体の緊張とアトピーの関係について、2つ目は喘息とアトピーについて、3つ目は体温について、4つ目と5つ目は感情について、6つ目に脱砂糖について私見を書いた。

7回目の今回はアトピーと脱砂糖の関係について前回の続きとしたい。

前回、砂糖は麻薬だと書いた。ここ1~2年世の中の風向きが変わったのだろうか。自分のこの種の情報に対するアンテナが今までより高くなったからなのだろうか。あちこちで砂糖は麻薬であると聞いた。今までも甘いもので砂糖は身体に良くないとは聞いていた。聞いていたはいたが元来甘党の自分は文字通り甘くみていた。アトピーは体質からきており甘いものを食べているからではないと自分を納得させていた。納得させていたというより自分自身に言い訳していた。

ところが、あるきっかけでチョコレートやアイスクリームを食べて後2日後に痒みが生じることに気付いたことは前回書いた。チョコレートとアイスクリームだけではない。やはり精製した白砂糖を原料にしたお菓子は同じ身体の反応がある。自分で気付くと認めない訳にはいかない。砂糖は良くない。採るべきでない。止めよう。そう決心する。で、、、何日かするとその決意が崩れる。ちょっとだけならいいや。少しだけだし、、、でまたまた痒みを感じる。反省し脱砂糖を再開する。で、、、また口にする。そんなことの繰り返しである。

最近その周期が少し長くなってきた。脱砂糖を続ける日数が伸びてきた。とはいえそんな繰り返しが続く。その経験から砂糖は麻薬だなとつくづく思う。甘党でない人には理解出来ないかも知れない。しかし甘党でない人でもアルコールに置き換えたら実感出来る人はいるだろう。ここでアルコールの善し悪しについて論じるつもりはない。そもそも自分はお酒に弱い。なくても生きていける。酒宴の席は好きだ。特にこの時期は懐かしい。それでもお酒自体を身体が欲するということはない。でも甘いものとなると事情が異なってくる。

麻薬だと常用から脱するのは難しいと言われる。しかし困難な道とはいえ諦める訳にはいかない。実際、甘いものを普段控えるとまず匂いに敏感になる。街中のケーキ屋さんやスイーツを売るお店の近くを通ると匂う匂う。最近その匂いが嫌な匂いに感じてくる様になった。同じ甘さの食べ物を食しても味に敏感になった。以前より匂いにも味にも甘さにきつさを感じる。今までそれだけ甘みに鈍感になっていたのだろう。それに気付いただけでも進歩していると言える。今までがそれだけ砂糖にまみれた食をむさぼっていたのだと言える。

嬉しかったことがある。大根おろしをすってその汁を飲んだらすご~く甘かった。美味しかった。自然の野菜の甘みを感じられる様になったのだ。楽しめる様になった。感じられなかった今までが異常だったのだと言われればそれまでだが自分にとっては相当の進歩といえる。

脱砂糖の道は長く厳しい。分かってはいるが気長に自分を観察しながら楽しみながらやっていけたらと思う。そんなに難しく考える必要は無い。意思があるところに道は開ける。砂糖が“やばい”と分かったときがスタート地点に立った時である。遅いタイミングかも知れないが始めるに遅すぎることはない。続けていけばまた新しい発見があるに違いない。これからも挫折することはあるだろう。あっても構わない。つまずいたらまた起き上がって再び歩き出せば良い。早く目標を達成することよりなんとか続けることが大切なのだから。

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