ストレートネックの原因、交通事故後は特に要注意

京都大学とダイハツとの共同研究で行われた実験で は、時速 5.7km の追突で首の前後の靭帯に引っ張 られる力が働いていたことが明らかになっています。 交通事故のむち打ちの場合、靭帯だけではなく筋肉にも異常が発生することが報告されています。

むち打ちの患者さんの首の MRI を撮った海 外の研究では、首の後ろ側の筋肉に脂肪が入り込ん でしまったり、筋肉の太さも小さくなったりしてし まうことも確認されています。
先に解説した首のカーブを保つための筋肉に異常が 生じることでストレートネックの原因となることが考えられます。追突事故で首の異常を感じた方は特 に専門的な治療が必要と思われるので専門医療機関 での治療をおすすめします。

<止まった姿勢だけではなくまずは全体の動きの硬さを見てみましょう>

ストレートネックの特徴は止まった姿勢で頸椎のカ ーブが少ないだけではなく、うなずいたり頭を倒し て首をそらしたりした時の動きが硬いということも ポイントです。
うなずく動きでは、頭の動きと首の動きを別々に見 てみると、頭の動きだけでうなずき動作が出来るか がポイントになります。この動きが出来ない場合、 首のカーブに関わる首の前の筋肉が働いていないか、 後の筋肉の硬さがあるかなどの原因を疑います。

頭を後ろに倒して首を反らす動きをした場合に、 動きが不十分で首に痛みが出るという場合は、首を反らせないことが理由でストレートネックになっ ている可能性があります。
この動きの問題は首の前側のインナーマッスルや関節の動きの悪さの原因を 疑います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?