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DX事例の活用方法
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DXの事例を教えて
DXの事例を教えてほしいという要望をよく聞きます。というか毎回講演の事前打ち合わせで言われて、毎回講演で事例を紹介しています。そして質問があるのも事例についてです。
本当にみなさん、事例が好きです。好き過ぎます。まぁ、こちらも講演のネタとして事例をお話すると満足いただけるので楽なのですが・・・とは絶対表立っては言いません。
講演では多くの事例を語るよりも1個の事例を詳しく話して、その他の事例はテキストに掲載しておくというのが、一番ウケがいいように思います。こうなると十八番(おはこ)の事例が決まってきて、本当に楽に講演ができるようになります・・・とは絶対表立っては言いません。
DXの事例を教えます
それでは早速、DXの事例を以下に示します。
この事例は中小製造業でのDX事例25件になっています。
●IPA製造分野DX 事例集 vol.1 (14事例)
(1) 「製造分野のDX事例集」(サマリー)
(2) 「中小規模製造業の製造分野におけるDXのための事例調査報告書」
●IPA製造分野DX 事例集 vol.2 (11事例)
(3) 「中小規模製造業の製造分野におけるDXのための事例調査報告書Ver.2」
(4) 事例調査報告書Ver.2「製造分野DX度チェック」でのDX推進施策
これらの事例は少ないコスト、不足する人材の中での事例が多く、また中にはすぐに始められる事例もあり、これからDXを推進する組織には参考になるでしょう。
DX事例の模倣は良くない
最初に書いたように、講演やセミナーでは事例紹介は人気があります。この理由は簡単で、自社で事例が使えるものがあると期待しているからです。さらに言えば、明日からでも簡単に模倣して実施できる事例が見つかることを期待しているからでしょう。
事例をこのように捉えるのは、王道のように思えます。正しい花道だと思います。しかしこれで見つかる事例の模倣ではカイゼンレベルになります。もちろん事例の模倣も、カイゼンも悪いことではありません。すぐにでもやるべきです。
しかし、事例の模倣では多くの場合はDXではありません。それはカイゼンレベルになり、変革にはなりません。
DX事例をどのように活かすか
それではDX事例をどのように活かすのでしょうか。まずマインドセットは学ぶべきものがあります。つまり、事例のバックボーンにあるマインドセットを学ぶのです。
なぜその事例の会社がDX推進のためにその事例を実施したのかを考えてみてください。その思考がその会社のマインドセットを掴むことになります。きっとそれが自社のDXを推進できる燃料になります。これが王道です。
もちろん事例の活用はマインドセットを学ぶだけでなく、事例でカイゼンはできるし、上司や顧客、株主に説明できるし、それを他人に教えることもできます。でもこれらは副次的な活用です。
事例は単なる模倣ではなく、現場感を持って事例を応用展開することが大事です。こうすれば変革も夢ではありません。
ということで今日の結論。「事例は現場感と応用」以上です。
マンガFAQの引用元:中小規模製造業者の製造分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進のためのガイド
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