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DXはカイゼンと同じ?(製造業DX)
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カイゼンとは?
日本の製造業で原始時代から行われてきた活動に「カイゼン」があります。これは日本が世界に誇る活動で、カイゼンの言葉がそのままの日本語で世界中に伝わります。
このカイゼンはDXと同じなのでしょうか。それとも違うものなのでしょうか。今回はそれを探っていきます。
その前にここではカイゼンとはどんなものかを再考していきます。カイゼンとはトヨタが先駆けとなって始めた業務の改善活動のことで、有名な施策には5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)があります。
カイゼンをDX目線(上から目線!)で見てみると、カイゼンはボトムアップ、個別的、短期、改善の特徴があります。
これを20世紀から延々とやってきたのが日本です。
カイゼンと比較してDXとは?
それでは、一方、DXとはなんでしょうか。カイゼンと比較して、DXの特徴とはなんでしょうか。
DXはトップダウン、全社的、長期、変革の特徴があります。先ほどのカイゼンと比較して、その違いがわかります。
逆に言えば、DXに上記の視点が抜けていれば、それはもうDXではないかもしれません。これはもうカイゼンです(こそっとカイゼンをディスっている)。
カイゼンの中にもDXはある
しかし話はそう簡単に割り切ることはできません。カイゼンの中にはデジタル技術を使ったカイゼンが多くあります。
このデジタルカイゼンの中には社長自らが牽引して全社的に行うカイゼン活動もあります。もちろん、短期だけでなく、長期的視点でカイゼンを行うものもあります。
このようにDXの視点があるカイゼンは、カイゼンであるとともに立派なDXです(これはもう完全に上から目線)。
さらに言えば、カイゼンに忖度している文章にもなっています。カイゼン万歳!?
これからのカイゼンは
これからカイゼンはどのように進めた方がいいのでしょうか。DXとカイゼンは車の両輪です。トップダウンとボトムアップの両方向、短期と長期の視点、改善から変革の両方向から攻めるカイゼンがこれから目指すカイゼンになるでしょう。
でもこんな夢のようなカイゼンは難しいので、両者を別にして活動をするのがひとつの考えです。
ということで今日の結論。「カイゼンとDXは異なる、両者の融合が大事」 以上です。
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