パームワイン


 お酒好きの皆さまお待たせしました、地元のお酒の紹介です。今回ご紹介するのはパームワイン。製造過程も見せてもらったので合わせてご覧ください。

ジュースが入っていたであろうペットボトルに入れられて販売されていた。手作り感があって良い。750ml10セディたぶん100円くらい(為替相場の驚くべき不安定性のため、日本円換算は著しく困難であることをご了承ください)


 パームワインは、パームナッツ(油ヤシ)の木を切り倒した樹液から作られるお酒です。果実のパームナッツから採られる真っ赤なパームナッツオイルは、ガーナでは食用油として頻繁に利用されています。アルコールは醸造ぐあいにもよると思いますが、今回買ったものは5%以下でした。味はやや刺激的な酸味とほのかな甘味が感じられました。別の機会に飲んだものは、もっと酸味がまろやかで、甘味が強かったので、醸造期間の違いで味が変わるのだと思う。

切り倒した油ヤシの木に管を差し込んで樹液を抽出している。


油ヤシ農園


 パームナッツワインの製造所(醸造所?)は油ヤシ農園のそばにある屋根と柱だけの即席の建物、味わい深い。

屋根も油ヤシの葉で作られている


醸造中のパームワイン


 ここではパームワインの他に、パームワインを蒸留して作られるアペテシというお酒も作られているようで、屋根の下でまさに蒸留されているところでした。飲んだことはないけれど、蒸留酒なので味はたぶん想像の通りだと思う。

蒸留設備、真ん中の缶でパームワインが熱せられ、アルコールを気化させている
気化させたアルコールを冷却して液体に戻す装置

 今日はここまで。

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