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新型コロナパンデミックの謎

新型コロナ(SARS-Cov-2)のオミクロン株はアフリカのボツワナで最初に同定され、2021年11月24日に南アフリカから世界保健機関 (WHO) に報告されました。そして瞬く間に欧米およびアジアで流行しました。ではなぜ最初に報告されたアフリカではさほど流行らなかった一方、欧米や日本で大流行したのか。その経路も謎に包まれており、また流行自体がどれほど「自然発生」的なものだったのかにも大きな疑問があります。

アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、ラムダ、ミューGH、オミクロン株の自然発生した確率はどれも天文学的に低いです。これらどの株も人工ウイルスである確率が99.999999%以上であるという解析結果を私は自著の論文で発表しました。この確率はRNAウイルスの常識から考えてまさに「あり得ない」数値なのです。 

各変異株を含め、新型コロナウイルスが人工のものであるという結論は改めて多くの謎をもたらします。ではこれらのウイルスは誰が作ったのか?どこで作られたのか?なぜ作ったのか? 当初SARS-CoV-2は武漢の研究所から流出した可能性が疑われました。しかし他の変異株も人工ウイルスであるならば、一つの研究所からの一度きりの流出だけでは説明がつかないのです。

それぞれの変異株は流行の時期が異なります。そして同時多発的に世界の各地で飛地的に流行し始めました。ではそのウイルス株は毎回同じ研究所から偶然流出したのでしょうか?危険なウイルスを扱う研究機関はウイルスの管理に対してそれほどまでにルーズなものなのでしょうか?あるいはウイルスは偶然流出したのではなく市中に「意図的にばら撒かれた」のでしょうか?

また、新型コロナの機能獲得実験はいつから行われてきたのでしょうか?それは一時的なものだったのでしょうか?そして今も続いているのでしょうか?米国のファウチ博士の周辺や中国の武漢研究所だけの問題でしょうか?あるいは他の国や研究機関も関わっているのでしょうか?

論文内でも触れましたが、新型コロナウイルス以外の季節型のコロナウイルスや動物に感染するコロナウイルスのdN/dS比はウイルスによってまちまちなのです。お互いに近縁のウイルスにも関わらず、これらの様々なコロナウイルスの間でもここまでdN/dS比が大きく変化するのも実は奇妙な話なのです。ではこれは一体どういう事なのでしょうか。機能獲得実験は新型コロナウイルスだけの問題なのでしょうか?私はそれらの実験には広い範囲のコロナウイルスも使われた可能性もあると考えています。

また、コロナ以外のウイルスについてはどうでしょうか?鳥インフルエンザも自然発生したものなのでしょうか?そしてサル痘 (エムポックス) は騒動が一度下火になった後、近頃になって再びマスメディアで騒がれ始めています。

「今年の風邪はタチが悪いね」などと昔から言われる事があったように、種類や質は違えど風邪は毎年のように流行してきました。そして人工ウイルスであるにせよ、健康な人にとっては新型コロナウイルスの致死性自体は極めて低いものでした。つまり普通の風邪とは言わないまでも、要は「奇妙な風邪」なのです。そしておそらく新型コロナウイルスは、ワクチンの名の下にRNA製剤を世界の市場に一気に投入する事を目的とした「マッチポンプ」だったのではないでしょうか。

改めてコロナ騒動を振り返ってみましょう。現実問題として、仮に新型コロナウイルスの毒性が高いものだったとしても、個人にできる事というのは実際「風邪対策」くらいでした。にも関わらず、史上初の形で大規模に世界中の一般の人々に事実上の遺伝子治療薬でもあるmRNAワクチンを投入するなどという行為はまさに最悪の選択でした。新型コロナウイルスのスパイクタンパクは人工的にデザインされた遺伝子です。そしてこの人工ウイルスの毒性タンパクを体内で量産するものがmRNAコロナワクチンです。

論文中での私の解析結果はN変異、S変異の割合から導き出したものですが、こうした変異が「あり得ない」確率で発生している理由は、その変異のほとんどが人為的に導入されたためだと考えます。ではなぜここまであからさまに不自然な変異の導入の仕方をしたのか。実際、現在の技術では任意の変異を同時に多数導入する事もさほど難しくありません。そうした方法を採用し、N変異ばかりだけではなくS変異も適度に分散させれば、このような疑いをかけられるリスクを避ける事もできたはずなのです。

その理由として私は「愉快犯の犯行声明」のようなものではないかと推察します。上手な嘘のつき方には2通りあります。一つは多くの真実の情報の中に少ない嘘を織り交ぜる手法です。この場合、ほとんどの情報は正しいために疑われにくくなります。もう一つは壮大な嘘をつく事です。あまりにも大胆な嘘は受け取り側の「まさか」という思い込みが思考停止状態をもたらし、案外気付かれにくいのです。

自然科学は性善説に基づいています。そのため、もしもその土台や拠り所となっている過去の知識の蓄積の中に「意図的」な捏造が含まれていた場合、その全てが一挙に崩壊し、常識的な科学や医学の判断だけでは対応できなくなってしまうのです。そういった意味で科学者とは悪意に対して極めて脆弱な存在です。

SARS-CoV-2変異株が人工ウイルスであるというのは変異のパターンと進化の法則の矛盾からの帰結です。さて、では人工ウイルス説はいわゆる陰謀論なのでしょうか?

「陰謀論」というのはある意味とても便利な言葉です。陰謀論という言葉を使うだけで、ありえない、頭おかしい、洗脳されている、などのネガティブなレッテルを簡単にその意見に貼る事ができます。思考も議論もそこでストップです。もし本当に陰謀があるとすれば、陰謀論という言葉は企みを行う側にとっては何とも都合の良い便利な用語でしょう。陰謀論かどうかはどうでも良い事です。真実は何かという事が重要です。

コロナ騒動を通して、私は機能獲得実験による人工ウイルス問題は相当根深いものなのではないかと考えるようになりました。単に一国や一研究所の問題であるとも考えにくいのです。しかしながら一般の人々にできる事は実際限られています。そしてこれはウイルスに限った話ではありませんが、「恐怖」は容易く利用されます。

あらゆる事に疑問を持つ事が大切です。必要なのは恐怖ではなく、物事を俯瞰する冷静さであり、同時に真っ当な怒りなのです。




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*記事は個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

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