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コロナウイルスは昔から居た

私がこのブログ内で特に断らずに「コロナウイルス」と言う時は基本的に新型コロナウイルス、SARS-CoV-2を指しています。2019年12月に中国の武漢で最初に確認され、その後世界各地に感染が拡大した急性呼吸器疾患 (COVID-19) の原因と言われているウイルスです。

「COVID-19」が病気の正式な名称です。そしてこの病気を起こすウイルスの正式な名称が「SARS-CoV-2」です。「SARS」と聞くとまず2002〜2004年に流行したSARSを思い起こされるかもしれませんが、本来SARSとはSevere acute respiratory syndrome (重症急性呼吸器症候群) の事です。そしてCoVとはCorona Virus (コロナウイルス) の事です。SARS-CoVで重症急性呼吸器症候群コロナウイルスとなります。今回のCOVID-19を訳すと2019年型コロナウイルス病 (Coronavirus Disease) となります。

ちなみに私個人としては「COVID-19」の名称はあまり好きではありません。COVID-19の名はWHOが付けたものです。「武漢」肺炎ウイルスといった特定の国や地域を連想させる事を避ける意図があるのかもしれません。名付け自体にも政治的な配慮がありそうです。

コロナウイルスが最近突然発生した新種のウイルスだと思われている方が案外多いようですが、決してそんな事はありません。最初に発見されたコロナウイルスはニワトリの伝染性気管支炎ウイルスで、1931年の事です。コロナウイルスには人間に感染するものや動物に感染するものなど様々な種類があります。「ワクチンと抗体依存性感染増強 (ADE)」の記事内でも触れた猫伝染性腹膜炎ウイルス (FIPV) もコロナウイルスのひとつです。


ヒトコロナウイルス(Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヒトコロナウイルス

ヒトコロナウイルス(Human coronavirus)は、ヒトに感染するコロナウイルスの総称。当初は、ヒト呼吸器ウイルス(Human respiratory virus)と呼ばれていた。
現在では、種名ではなく、ヒトに感染するコロナウイルスの総称として慣用的に使用されている。
風邪症候群
初期症状は微熱、耳の痛み、頭痛のいずれか。感染中期になると高熱となる。風邪(普通感冒)を引き起こすコロナウイルス(Human Coronavirus:HCoV ヒューマンコロナウイルス、ヒトコロナウイルス)が4種類(229E、OC43、NL63、HKU1)あり、風邪の10〜15%(流行期35%)の原因を占める。HCoV-229E、HCoV-OC43は1960年代に発見され、HCoV-NL63、HCoV-HKU1は2000年代に入って発見された[3]。
発生年は毎年で、世界中で人類全体に蔓延しており、これまでの死者数は不明、感染者数は70億人と計算されている[3]。


そもそもコロナウイルス自体はありふれたウイルスで、人間の風邪の10〜15%はコロナウイルスによるものです。大人なら誰しも今まで何度も日常生活の中でコロナウイルスによる風邪をひいてきた事があるのが普通です。実際これまでコロナウイルスは特に大きな問題にもならずに人間と共存してきました。別段騒がれる事も無く、コロナの名前すら一般には認知されてきませんでした。今回の新型コロナウイルスの流行によって突如「コロナウイルス」の名前は一躍メジャーに躍り出ました。


名前
「コロナウイルス」の名称はラテン語: corona(コロナ)光冠(丸い光の輪)を意味するギリシア語: κορώνη(korṓnē コロネ)に由来する[6][7]。
この名称は電子顕微鏡によるビリオン(感染性を有するウイルス粒子)の特徴的な外観に由来する。
ビリオンは大きな球状の表面突起の縁をもち、太陽コロナを思わせる像をつくる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/オルトコロナウイルス亜科

コロナウイルスは太陽から吹き出すコロナを連想させる外観から「コロナウイルス」と名付けられました。


数あるコロナウイルスの中でも重症肺炎を起こすと言われているコロナウイルスが「SARS-CoV」「MERS-CoV」そして今回の「SARS-CoV-2」です。いわゆるSARSは2002年に中国で発生。MERSは2012年中東で発生。それぞれコウモリ、ラクダが起源と考えられています。「新型コロナウイルス」ことSARS-CoV-2もコウモリが起源のSARSの新型という事になっています。

SARSコロナウイルスによる重症急性呼吸器症候群(2002年-2004年)
2002年に発見されたSARSコロナウイルス (SARS-CoV) による。キクガシラコウモリが自然宿主であると考えられている[3]。
MERSコロナウイルスによる中東呼吸器症候群(2012年-)
2012年に発見されたMERSコロナウイルス (MERS-CoV) はヒトコブラクダを感染源として、ヒトに感染すると重症肺炎を引き起こす[3][8]。2012年9月[注 2] - 2020年1月現在流行中[3]。
新型コロナウイルスによる呼吸器症候群(2019年-)
2019年12月31日、最初にWHOに報告された新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) [注 5]による急性呼吸器疾患 (COVID-19) およびその流行である[14]。初発流行地は、中華人民共和国湖北省武漢市とされている。


実際のところ元気な人にとっては「普通のコロナウイルス」はそれほど怖くはありません。毎年のようにひく人がいるいわゆる風邪のウイルスです。私は現在流行中の「新型コロナウイルス」(SARS-CoV-2) も現時点ではそこまで怖いウイルスだとは思っていません。もちろんインフルエンザの様に高齢者や慢性呼吸器疾患や糖尿病といった持病を持つ方にはリスクが高くなりますが、高齢でもなく持病を持たない方にはそもそもあまり命の危険はないでしょう。「今年の風邪はたちが悪いね。」という言葉を聞く事もありますが、つまりはそのくらいの扱いと考えています。

ただし、人類への大量ワクチン接種を進める事により新型コロナウイルスと免疫系の競争が起こり、結果ウイルスの進化が進む場合はその限りではありません。むしろスパイクタンパクに対する抗体を持った方を標的にする悪性の新型コロナウイルスに進化させる可能性があります。何よりもそれが怖いのです。

ワクチンの大量接種こそが今後本当に危険な強毒性のコロナウイルス変異株を生み出す原因になるかもしません。

ちなみにこの記事のトップ画像は、今回のコロナウイルスではありません。2002〜2004年に流行したいわゆるSARSウイルスの電子顕微鏡像です。
https://it.wikipedia.org/wiki/SARS

同じコロナウイルスですので、見た目はある意味そっくりですね。


#コロナワクチン

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*記事は個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

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