見出し画像

ワクチン薬害と因果関係 (ごりらさんへの返答2)

ごりらさんから再度 こちらの記事 (数字で見るコロナワクチンの薬害) へのご指摘コメントをいただきました。コメント欄で返信を書こうと思ったのですが、長くなりましたので、また今回も一つの記事としてアップする事にしました。 

以下、ごりらさんからのコメントです。
----------------------------------------------------------------------------
参考まで
①因果関係
厚労省Q&Aに記載されている死亡例は基本的に「因果関係あり」の症例のみになっているかと思います。
例えば平成23年シーズンの死亡例はゼロになっていますが、報告全体としては8例(約5000万人)が上がってきています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002c06s-att/2r9852000002c0bq.pdf

②自発報告
副作用にしろ副反応にしろ、自発報告は世間が騒げば騒ぐほど増加します。
例えば2009年シーズンの新型インフルエンザの時には、日本ではあの程度の騒ぎに過ぎなかったにも関わらず、報告数は133例(約2300万回接種)と、例年の10倍以上に上っています。
https://www.mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2r9852000000n6tv-att/2r9852000000n6vc.pdf

③一般に
・子宮頚がんワクチンに対する検証事例でもわかるとおり、同時比較ができない場合、大規模かつ長期間にわたる有害事象ベースでの比較は全死亡率との比較で行われると認識しております。
・2019年における65歳以上の全死亡率は3.51%。仮に6/18までに1700万人が接種済みだとしたら、ワクチンとは関係なく1年間に60万人、1日に1600人が亡くなる計算です。
・その意味ではファイザーワクチンの第3相改め第4相試験に期待しています。
・ワクチンに副作用という概念はなく、副反応として定期接種臨時接種それぞれその定義が定められています。

④絶対的リスク
新型コロナウイルス感染症に罹患する確率が低く(1年以上累積しても0.6%)、更に重症化・死亡する確率(1.8%)も低いため、どれだけワクチンの有効性・安全性が優れていても、高リスク群以外への投与は絶対的リスクが低すぎるために推奨できない点は全面的に同意します。

(ごりら)
----------------------------------------------------------------------------


順不同で返答させていただきますね。

まず私が一番気になったのは、ごりらさんの「副作用にしろ副反応にしろ、自発報告は世間が騒げば騒ぐほど増加します。」という言葉です。それはつまり、今までワクチンの副反応で亡くなったり重篤な障害を受けられた方達が事象を報告したり、正当な声を上げたりしてきた事に対して「騒いでいる=うるさい」と感じられているという事でしょうか。
ごりらさんは発言からも医療従事者とお見受けしますが、それはその方達に対しても失礼であり、人間の命に対してあまりに傲慢な態度ではないでしょうか。実際に副反応で苦しんでいる方達が黙る必要がどこにありますか。


1) 副作用と副反応について

ご指摘をありがとうございます。

副作用と副反応の決定的な違い
http://medical-diet.jp/副作用と副反応の決定的な違い/

医薬品の副作用の場合には、化学的な反応によって起こっていることなので、どんな副作用なのかということは初めからわかっています。その副作用を避けるために、別の医薬品を使用するということができます。ところが、ワクチンによる副反応のほうは、使用した人の免疫によって起こっていることなので、予想がつかない反応が起こる可能性は常につきまとっています。試験ではわからなかった副反応が、実際に使用してからわかるということも少なくありません。このことがワクチンの使用をためらわせることにつながります。

ワクチンは免疫系に影響を及ぼします。そして免疫系は個人差が大きい。予想を超えた「副反応」が起こる事も実際に多いです。確かに一般的な薬による「副作用」より、予想できないワクチンによる「副反応」の方がよりずっと深刻である可能性があるのです。現在コロナワクチンによってどのような副反応が起こりうるかを世界的に実験しているという状況です。


2) 因果関係について

因果関係と自発報告。まさにそこに幾つもの問題点があると思っています。

ワクチンと副反応の因果関係の証明は実際に非常に難しいのです。例えば、ある方がワクチン接種の翌日に脳梗塞で死亡されたとします。その方がワクチンを接種しなかった場合に脳梗塞を起こさなかったという証明は事実上不可能です。因果関係を認めてもらえない事も多いです。亡くなった方のご家族からすれば「時系列的にどう考えてもワクチン接種のために亡くなったとしか考えられないのに、医者も国も認めてくれない」という状況です。

実際に現時点までに日本で亡くなられた356名中277名は『ワクチン接種との因果関係は評価できない」または「認められない」』という扱いになっています。「ワクチン接種との因果関係がありそうな」方が半年間で79名亡くなられたという形です。いずれにせよインフルエンザワクチンの11年間で19名の死亡者と比べても圧倒的に多くなっています。

繰り返しになりますが、ワクチン接種直後または数日後に重篤な障害が出たり亡くなられたとしてもワクチン接種との因果関係の証明は難しいのです。基礎疾患のある方や年配の方は特にです。ましてや半年後、1年後には実際には副反応による死亡だったとしても、その時にはもう個人レベルでの因果関係の証明は事実上不可能です。私はコロナワクチンの深刻な副反応は半年から数年の単位で遅れて出てくる可能性があると思っています。実際にそこまで時間が経った時には、将来的に疫学的に件数の統計を取る事はできたとしても、亡くなった方個々については死因がワクチンのせいだったかどうかは証明できないのです。

例えば政府が提示している「予防接種健康被害救済制度で一時金4420万」をもらうためには「厚生労働大臣による認定」「因果関係を判断する審査」が必要です。結局の所はうやむやのうちに処理されてしまうという事ですね。

救済制度では、予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障害が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。認定にあたっては、予防接種・感染症・医療・法律の専門家により構成される国の審査会で、因果関係を判断する審査が行われます。


ワクチン接種をした医者自身も、患者に重篤な副反応があったとしても、その事象に関してのカルテは書きたがらないでしょう。

接種後に死亡、報告悩む医療機関…遺族は「国に伝えて」[コロナ最前線 ワクチン]
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210508-OYT1T50380/

原田曜平氏「大問題」父ワクチン接種後の副反応、厚労省にいまだ報告されず
https://news.yahoo.co.jp/articles/c7ad92fb45bc01f0cd9185596d44a1c7898ae9f1

実際ワクチン接種者が亡くなったり、副反応で苦しんでいたりしても医療機関が厚生労働省に報告するとは限らないという事です。


3) 自発報告について

確かに自発報告によって100%の有害事象が登録されるとは限らず、状況に左右されることもあるかと思います。過去の「世間が騒げば騒ぐほど」ではなかったワクチンの場合に自発報告率が低かったと仮定すると、むしろデータとして登録されている副反応よりも実際の副反応の件数ははるかに大きかった可能性があります。歴史的にワクチンの薬害は一般に考えられているよりもずっと大きかった可能性もあります。

Adverse events from drugs and vaccines are common, but underreported. Although 25% of ambulatory patients experience an adverse drug event, less than 0.3% of all adverse drug events and 1-13% of serious events are reported to the Food and Drug Administration (FDA). Likewise, fewer than 1% of vaccine adverse events are reported.
https://digital.ahrq.gov/sites/default/files/docs/publication/r18hs017045-lazarus-final-report-2011.pdf
医薬品やワクチンによる有害事象はよくあることですが、十分に報告されていません。外来患者の25%が医薬品の有害事象を経験していますが、食品医薬品局(FDA)に報告されるのは、医薬品の有害事象全体の0.3%未満、重篤な事象の1~13%未満です。同様に、ワクチンの有害事象の1%未満しか報告されていません。


米国でのワクチン有害事象の報告率は1%未満と言われる事もあり、これに基づくと実際に起こった副反応は有害事象報告の100倍以上ある可能性があります。

ワクチンの薬害全般について言える事ですが、死亡者数も障害数も過小評価されているのではないかという事です。確かにこれまでのワクチンでも、一般に認識されているよりも死亡者や障害の件数はずっと多い可能性があります。現実にはデータベースで記録されているより、死亡者や障害を受けた件数が10倍から100倍多くてもおかしくはないのかもしれません。


4) 疫学的評価について

国内死亡数、11年ぶり減 コロナ予防で他の感染も抑制 高齢者施設、検査強化を
4/3(土) 19:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/84550d7287a4f22c36cf679443c140780266b960

新型コロナウイルス対策で初の緊急事態宣言からまもなく1年。欧米では死亡数が平年を上回る「超過死亡」が生じたが、日本は11年ぶりに減少した。

日本ではコロナ禍の状況下でも超過死亡は生じませんでした。つまりコロナウイルスによる死亡者は限定的という事です。超過死亡が生じていないくらいですので、これをパンデミックと呼ぶ必要はあるのでしょうか。

大切なのはワクチン大量接種前後の死亡原因を問わない全死亡者の推移です。重要なデータのはずなのに簡単には見つけられないようになっています。独自に解析している方のグラフをネット上でも散見しますが、それらを見ても、多くの国でコロナワクチン大量接種後に全死亡者が増加する傾向があるように見えるのです。note内でも素晴らしい解析をされて記事にされている方もおられます。

コロナワクチンが人間に適用されるのも史上初です。遺伝子ワクチンの大量接種が本当に集団免疫につながるのか、真逆の大惨事が起こるのか。人類が経験していない事ですので、現時点では誰にも断定する事は出来ないのです。

コロナワクチンがスパイクタンパクの変異株の自然選択を加速し、より悪性の抗体依存性感染増強 (ADE) を起こしやすいウイルスを進化させる可能性が指摘されています。そういう事態が起こった時でさえ、ワクチンメーカーは「死者の増加はワクチン接種が足りないから」という口実で「より強力なブースターワクチン」の接種を進めようとするのではないかと推測しています。その場合にはさらにウイルスの悪性度との軍拡競争になる事が予測できます。ダーウィン進化とジョン・ナッシュのゲーム理論から推測すると、ウイルスと人類の競争では人類に勝ち目はないでしょう。

ワクチン大量接種と全死亡者増加の連関が確認された場合にやるべき事はひとつ。ただちにコロナワクチン接種を中止する事だと思います。


5) 若年層へのコロナワクチン接種

コロナウイルスの死亡率は高齢者で高く、50歳以下では低い。若者でコロナウイルス感染で亡くなる方は極端に少ないですからね。若い方や子供に接種を勧めてもリスク/利益の比からも問題だと思います。この部分については同意いただきありがとうございます。

日本では報道されませんが、ドイツではコロナワクチン大量接種開始後に多くの老人ホームで入居者が大勢亡くなったという報道がありました。
また、日本でも鳥取でワクチン接種後に年配の方が相次いで亡くなられた報道が新たにありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9c54cdb9261c15c25d6f8a305472a57ff8b8b191

私は高齢者へのコロナワクチン接種自体も危険だと思っています。


以上になります。


#コロナワクチン  

#ワクチン

#コロナ




*記事は個人の見解であり、所属組織を代表するものではありません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?