寄り道と、本道、そして回り道
創作大賞にて二年とも何にも爪痕を残せなかった僕。
正直言うと少なからず、前回よりは自信はあったし、エンタメとしての純度は上げたつもり。
とはいえ、見向きさえされなかったという現実。
正直、人格を否定されるほどの『痛さ』を感じた次第。無論、明日を夢見る数多の同士が、同じ思いを味わってることかと思います。
されど、その現実を受け止めきれずに、ここはどうだ? あそこはどうだ?と、寝かせた作品を違う公募に応募しようと、敢えて悪戦苦闘の渦中に飛び込みました。
現在来年5月締切の公募に向けて、長編に挑戦中であります。ついこないだまではそれ一本に集中する!って決めていて、寝かした作品も『賞』とは無縁な自分節を貫いたというか、無難というか、自己満足な作品。だのに、それを加筆修正と一人称多元視点から、三人称に置き換えてリライト。きっとね、無駄なんですよね。
分かってます。されど下手な鉄砲数撃ちゃ当たるではないけど、『結果』を伴う何かのチャンスに賭けざるを得ないこの心境のもと、朝からド深夜にかけて筆を走らせる次第。
基本的に集中力の続かない移り気な自分なので、こうして寄り道しながら、数行ずつ文字を埋めている次第。常に心の片隅では、長編のキャラクター達が、どんな動きをしようかと、悶々と出番を待っている次第。そして何を差し置いても、明日は仕事! 出勤時間が遅いので、こうしてダラダラと思いあぐねいていますが、そっちはそっちで結果出さないと、こうやって文章を書く事さえ出来なくなる次第。
ほんとに才能のある方は数回のチャレンジで、チャンスを手にして行くことでしょう。そしてその中で力を蓄えて『本物』になっていかれるのかと。対して自分は、全くの畑違いな仕事に悪戦苦闘しながら、大好きなこちらではおよそ十年近く挑戦し続けているけど、未だに誰も見向きもしないという現実。
本来であれば、色んな資格や勉強を重ねて、より『稼ぐ』事に重きを置く事が、現実的でややもすると文章にも功を奏するのかも知れません。
だけど書きたい……何を差し置いても書きたい……
現実からの『逃げ』かも知れません。だけど書きたいんですよね。誰かが読もうが読ままいが。
その気持ちから素直に、筆を走らせる事を自分に赦す事にしました。色々我慢や差し控える事が多い毎日。そんな中、何かしら自分に『自由』を与えるなら、『書く』こと。そこだけは、自分に『甘く』いようと思う丑三つ時……
って、さもカッコつけたように書きましたが、一人称から三人称に書き直す、盛場を付け足し、字数増やしてそこそこに肉付けって、やっぱり難しくて時間掛かりますね。
マジで急がないと、長編終わらんです。
それでいてひとつひとつに完全燃焼だから、書き終わる迄の間に、次の長編のネタも考えながらやらないと、真っ白けになりそうで怖いです((((;゜Д゜)))
来年の創作大賞は、ホラー小説部門狙うと思いますが、エログロは避ける、それだけが二年間で思い知らされた傾向と対策。ああっ!でも、そのふたつ取られたら、自分には何が書けるのか? それをその時までに見つけ出そうと思います。