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あかるいほうの未来を選ぶ

あなたが、こどもの頃になりたかった職業は、なんでしたか?
私は、野球選手とか、漫画家とかでした。
今の小学生のなりたい職業第一位は「ユーチューバー」だそうですね!私のこどもの頃はおろか、つい最近までなかった職業なので、驚きです。
みなさんも幼い頃、大人になって憧れの職業で活躍している自分の姿を想像して、ニヤニヤしてたこともあるのではありませんか?

「未来」のことを想像できるのは、他の動物と一線を画す、人間のとてつもない能力ですね。
こどもの頃は、この素晴らしい能力を将来の仕事を夢みたり、物語の主人公になったり、楽しいことを空想することに使えていたのに、成長するにつれて、だんだん現実を知って打ちのめされ、「自分にはできっこない」と夢を持たなくなってしまう。。。
それに加えて、いつの間にか、未来のことを考えると楽しい気持ちではなく、「不安」な気持ちが湧いてくるようになってしまうことさえありますよね。

私たちは、「不安な未来」は本当に起こるように思い込みやすく、「あかるい未来」は空想なので起こるわけがないと思ってしまう、という傾向があります。これは、人間が進化の過程で獲得した脳の「ネガティブ・バイアス」という性質の一つですね。

実際には、「不安な未来」も、「あかるい未来」も、どちらにしても、未来のことは「自分が脳で作り出したフィクション」で、今ここにある現実ではありません。

そして、もう一つ、覚えておきたい脳の性質は、 「私たちの潜在意識は、夢と現実の区別がつかない」ということです。未来のことは「自分が脳で作り出したフィクション」ですが、それが潜在意識に取り込まれると、現実になる可能性があるということです。これって、けっこう重大なことですね。

不安な未来も、あかるい未来も、空想ですから、どちらを選ぶこともできます。だったら、できるだけ、こどもの頃のように、希望に満ちたあかるい未来のほうを選んで、楽しい気持ちになることに想像力を使いたいですね。より具体的にイメージすればするほど、潜在意識に深く刷り込まれ、現実が近づいてきやすいそうですよ。

「未来に対して楽観的であること」は、心のしなやかさ(レジリエンス)の高い人の特徴の一つです。少しずつ練習して、近づいていきたいですね。

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