勝利は人生に必要か20240624

勝利は人生に必要なものなのか、
敗北は人生に必要なものなのか、

結局のところ、コーチは勝利を目指すのだけど、
その勝利が選手にとって人生のプラスになるのか、
マイナスとなりうるものなのか

どうなんだろうなと思う。

早すぎる成功が、
その後の人生に大きなプレッシャーになるというのは
よくあること。

それで押し潰されてしまった場合、
そのときの勝利は、彼・彼女らにとって
必要なものだったのだろうか。

一方で、
成功しなかった過去は、
その後の人生に、自分に対する疑心暗鬼や
「何をやってもだめ」という自己暗示を永遠に繰り返すことになって、
それもまた、人生にとって重荷になる。

最適な成功タイミングなんて
誰にもわからないし、
それをコーチがコントロールできるわけもなく。

コントロールできる問題じゃないのだから、
そんなの気にしたところでなんの意味もないのだけど、
気になってしまう。

自分としては、
水泳、サッカー、テニス、陸上と、
いろんな競技をやって挫折して、
ボートもだめだったらおそらく自己否定の人生60年を
過ごしていたかもしれないし、
それ以上早い成功だったら
調子に乗りまくってたかもしれない。いや、乗りまくってた。

だからちょうどよかった。

勝った負けたは必ず存在するし、
99%が、「負け」とどう向き合うかを学ぶのがスポーツだから、
「負け」とどう向き合うか、
「勝利」とどう向き合うか、

そんなことも伝えられるようなコーチになればよいのかしら。
自分にも、どう向き合えばいいかなんて
科学的なことわからないけど。

勝利を目指すことに意味がある。
そして、勝利したあと、そして敗北したあと、
その処理方法、
適切で最良な捉え方ってなんだろうね。

原因自分論であったり、
感謝や謙虚といった、周りへの配慮だったり、
そういうところなのかな。

勝つことも難しいし、
勝ったたら勝ったで、その処理も難しい。
贅沢な悩みだけど、大きなレースが、人知れず続くのです。

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