失敗する権利20240604

自分自身を振り返ってもそうだし、
きっとみんなも同じだと思っていること、

「自分で失敗して、初めて身につくことがある」、ということ。

過保護な親とか、(そうならないようにしたい)
過保護なコーチとか(そうならないようにしたい)

できるだけ
失敗させずに、
最短ルートで成功だけを経験させたい、
っていう気持ちが盛り上がってくるけど、

実際、
失敗して学ぶことのほうが多くて
その失敗をする権利ってのは、
誰もがみんな持っているもの。

コーチとして、
おそらく学生のほとんどより、
いろんな漕ぎ方、いろんな考え方、
いろんな練習方法を試して失敗してきた自分にとって、

学生に「こういうのどうですか?」

って聞かれた時に
(たぶん失敗するよなー)
ってことはたくさんあるんだけど、

もしかしたら成功するかもしれないってのもあるけど、
そもそも失敗したほうが
学ぶことが多いし、
あえて何も言わない、
「とりあえずやってみよう!」

というスタンスで
接している。

なんか偉そうな感じに聞こえるかもしれないけれど、
自分自身も、おそらく今コーチがいたとして、
「これは失敗するからやめなさい」って言われても、
自分で試してみたくなっちゃうから。

自分自身、人の話を聞けないから。
人の話を聞かずに、何でも試したくなる人間がコーチになって、
学生に自分の言う事を聞けっていうのは矛盾しすぎなので。

試して失敗して、
なんで失敗したのか考えた時に、
コーチが言っていた言葉の理解がよく深まると思うから。

よく、

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」

たしかビスマルク

というけれど、全然そうは思わない。
歴史や知識から、骨身まで理解できる人なんてほとんどいなくて、
結局経験や失敗からしか、本質を学べないのだと思っている。

なので、
ある程度大きな方向性を伝えたら、
どんどん失敗してもらって、
とりあえずインカレで成功すれば良いのだから、
それまで、
学生だけでなく自分自身も負けないぐらいたくさん失敗して
学んでいこうと思っています。

その距離感、
その時期感、
そういうところがコーチの難しさだなあと思います。

(コーチ成長日記というマガジンを作りました。コーチブログみたいな感じです。ぜひフォローお願いします。)

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