身銭切って、筋細胞切って、人は強くなるのかも20240713

身銭切りなよって話。

授業料を自分で払っている学生と
親が払っている学生、

どっちが学校に行きそうか、
どちらが目的意識をよりもっていそうか、
っていうのは、個人差があるにせよ、
だいたいは前者だと思います。

ローイングという競技は
ほとんど個人負担のない競技です。

ボートも買わなくていい、
オールも買わなくていい、
練習するためにお金がいらない。

個人が買うとしたら
練習着やユニフォーム、
スポーツドリンク代ぐらいで、
他のスポーツでも当たり前にいる出費。

テニスのように
ラケット代、
ボール代(頻繁)、
シューズ代(頻繁らしい)
ガット交換代(頻繁)、
練習するためのコート代、
そんな特別費はローイングの場合ほとんどない。

お金がかかればかかるほど、
「なんでこの競技をやるか?」という自問がかならず起こる。
目的意識の発芽になるんだと思う。

ボートの場合、競技があまりにもキツいから
「なんでこの競技をやるか?」という自問が生まれるけど、

トップの選手ほどそれ以上に、
なんでこの競技をやっているか、
なんでこの練習をするか、
なんでこの時間を使うのか、など、
時間の使い方における目的意識がすごく強い。

だからこそ、
ボートの選手にはちょっとでも
「身銭を切って欲しい」と思う。

人によって「身が切られる」額はぜんぜん違うから、
一律に何万使えなんて思わない。
他人に額を強いることはしないけど、
ちょっとは。

自分なんて非常にケチだから100円でももったいなく感じる。
でも、自分の人生にとって、
いくらぐらいの価値があるか、それは常に考える。

このケガの痛みはいくら分の価値があるか、
この大会の順位はいくらの価値があるか、

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