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サラリーマンは3つの収入源を持とう!!

サラリーマンのための投資戦略(10)】
このマガジンでは、サラリーマンが「信用資産=お金を借りる信用力」を活用して「年収の10倍以上の資産」を作るための方法を解説しています。

マガジンに記事をまとめています。➡【サラリーマンのための投資戦略】

1、給与収入だけに依存したサラリーマン生活は、仕事の中身に関係ない忖度が多くなってしまう。

サラリーマン人生を楽しく過ごせるかどうかは、給与が多いがどうかよりも、給与以外に複数の収入源があるかどうかの方が重要なのかも知れません。

給与収入だけに頼っていると昇進や昇給以外に収入を増やす道がありませんから、取り組んでいる仕事の中身と同じくらい、「自分の昇進や昇給のための忖度」が日常的に必要となってきます。

昇進や昇給をするために、「評価者である上司」に対しては忖度した発言をせざるを得ないことがありますよね。

ライバル以上に評価されなければならないので、昇進や昇給のタイミングでは、滅私奉公を強いられる状態が続くこともあります。

それらのストレスからメンタル不調に追い込まれるサラリーマンは少なくありません。

一方で、給与以外にも収入を増やす道があれば、昇進や昇給を果たせなくても、他で稼ぐことが出来ます。給与を増やすために滅私奉公する必要がなくなり、精神的な余裕がうまれます。

やりがいを持って働くことと、会社で昇進や昇給を果たすことはイコールではないのです。

「サラリーマン大家さん」の本を読むと、不動産投資をして給与以外の収入を得られるようになったことで、仕事への向き合い方が変わったという方が少なくありません。

昇進や昇給を気にして上司に忖度する必要がなくなり、業務に対して自分の意見をはっきり言えるようになったことで、むしろ仕事上の評価が上がったり、やりがいが増したり、ストレスが減ったという方も多いのではないでしょうか。

2、サラリーマンは3つの収入源を作った方がいい。

「3」は不思議な数字です。マジックナンバーとも言われます。

例えば、三脚や三角形が持つシンプルなのに強い構造的な安定性は、「2」ではなく、「3」だから実現できるものです。安定性した状態を目指すなら、2つではなく3つなのです。

また、何かを説明するときに「3」は項目の数として、一番ちょうどいいことが経験的に分かっていて、「3つの理由で説明する」とか「3段階で説明する」ことが有効とされています。インプットする項目数は「多ければ多いほど良い」というわけでないのですね。

人間の脳は、物事が3つを超えてくると覚えられなくなり、同時進行で処理することが難しくなるそうです。検討する項目は数が多い方ほど、より正確に説明できそうですが、頭の使い方の観点では、逆効果になってしまうのです。

サラリーマンが副業として取り組むとしたら、「収入の安定性」と「頭が同時に処理できるのに適した数」から、本業を含めて3つくらいがちょうどいいのではないかと思います。

3、具体的に、収入源をどうやって増やして行けばいいのか?

サラリーマンの目指すべき収入源を3つあげるとしたら、「給与&社会保険」に「信用資産を活用した不動産投資」「信用資産を活用しない投資や事業」を加えて3つになると思います。

それぞれの収入源の特徴と押さえておくべきポイントを説明したいと思います。

(1)給与&社会保険

サラリーマンが会社から得ている恩恵には、給与の手取り金額以上の価値があります。まずは、そのことをしっかり理解する必要があります。

給与以外の恩恵で最も重要なのは、健康保険、厚生年金、雇用保険などの社会保障制度です。これらの社会保険制度は、従業員として働いているからこそ得られるものなので、サラリーマンの特権ともいうべきものです。

例えば、サラリーマンが加入している健康保険は、国民健康保険では支給されない傷病手当金が用意されています。病気や怪我で働け無くなった時に、18ヶ月間、月給の2/3を補償してくれます。その後に後遺障害が残った時には、厚生年金からも年金が支給されます。

サラリーマンが強制加入している厚生年金制度も大事です。「年金崩壊」などと言われていますが、実際には年金支給には税金が投入されているので、額は少なくなるかも知れませんが、年金がなくなることはありません。

国民年金制度の年金額だけでは生活できませんから、その上乗せになる厚生年金はとても重要で、厚生年金の受給権はサラリーマンにとって大きな財産です。

企業によっては、社宅制度や団体保険の制度がありますが、これらも給与の金額には現れないメリットです。特に、社宅制度は「信用資産」をフル活用するために賃貸派でゆくと決めた場合には、とても大きな武器となります。

(2)「信用資産」を活用した不動産投資

このマガジンでこれまで取り上げて来たように、「信用資産=お金を借りる信用力」を活用した不動産投資はとても重要な収入源となります。うまく活用すれば、取得した不動産から得られる賃料収入が、老後の生活をゆとりあるものにしてくれます。

定年後に不動産所得があれば、年金に頼らない生活も可能となるでしょう。

年金を受け取らずに生活して、最大5年間その支給を繰り下げると、6年目以降の年金額を42%も増額させることが出来ます。この増額は一生涯続きますので効果がとても大きいのです。

この「年金の繰り下げ支給」は、可能の収入や貯蓄があれば、1年でも2年でも良いので、少しでも繰り下げをした方が良いと思っています。

なぜなら、私達が本当に備えなければならない最終的なリスクは、予想以上に長生きした時に、老化が進んで、自分の力でお金が生み出せない状況の中で、いかに経済的な困窮に陥らないようにするかということだからです。

(3)「信用資産」を活用しない収入源

サラリーマンが「信用資産=お金を借りる信用力」を活用する投資をする場合には、最も効率が良い不動産投資で「信用資産」を十分活用したいところです。

そのため、3つ目の収入源は「信用資産」を使わない方法を考えなくてはなりません。不動産投資ローン以外には、借金をしないということです。

一番取り組みやすいのは、金融資産の運用です。特に、株式投資は是非検討してみたい投資手法です。

FXや仮想通貨も人気がありますが、株式投資に比べると資金を失うリスクが高い手法なので、十分な資金が手元にない時にはお勧めできません。

株式投資で収入を増やす秘訣は、いろいろな方がレクチャーされてますので、そういったnoteの記事やブログ、動画などで勉強をして、初めは少額の資金でチャレンジしてみてはどうかと思います。

株式投資は必ず「得をする時」と「損をする時」があります。プロでもそうです。プロは「得をする時」よりも「損をする時」に「どれだけ損失が少ないか」というところで初心者と圧倒的な差が出ます。

「損を大きくしない」「元本を大きく減らさない」ということが大切です。

4、時間を切り売りする副業では幸せになれない!

最後に、副業として、時給のアルバイトについて書きたいと思います。

最近は、デリバリーのアルバイトなども人気ですが、時給バイトは早めに卒業したほうが良いと思っています。

不動産投資の頭金を作ったり、株式投資の種銭を作るために、一時的に時給バイトに取り組むことはアリだと思いますが、いつまでも時給で副業を続けるのはお勧めしません。

時給で働くということは、「時間=自分の命」を切り売りしていることに他ならないからです。

一方で、不動産投資や株式投資は一度投資を始めてしまえば、自分が時間を何に使っていようと、投資した不動産や株式が勝手に稼いでくれます。

実際に取り組んでみると、自分が時間をかけて何かをしなくて良いことのありがたみが、ひしひしと実感できます。

最初は誰もが小さな仕組みがチャレンジするのです。小さくとも、これらの「お金が増えてゆく仕組み」を自分の収入源に持っていることが重要なのだと思います。

時給のアルバイトはできるだけ早く卒業して、自分の時間は、自分や家族が幸せになることに使いましょう。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

山海弘