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「#検察庁法改正に抗議します」に思うこと

発言することは全くもって間違いではないが、公に対して意見を述べるにあたっては、いくつか留意したい点がある。

発言に当たって、その問題について自分なりに調査し理解していること。言うまでもない。発言に責任を持てないからだ。論点、背景事実、周辺情報、反対意見、自分の意見の前提となる事実に間違いは無いかの検証等々。

発言したならば、その問題に関心を持ち続けること。発言に責任を持つことと似ているが、言い放しでは、何のために発言したのか分からなくなる。

外野であることを自覚すること。当事者は、ちょっとニュースなどで情報に触れた人と比べ物にならないほど、そのトピックについて、前提知識があり、様々な要素を考慮し、時間をかけて熟慮しており、その意見や決定には理由がある。

最後に、何より大切なのは、何が自分の主張したいことか明確にすること。三権分立を脅かすと思ったなら本当に脅かす恐れがあるのか確かめてから発言し、このコロナ禍でわざわざすることか疑問に思ったなら本当にわざわざやっていることか確認してから発言する。条文自体や手続きに不備があるならそれを指摘する。これをぼやけたままにしてはいけない。

なお、これらは、他人が「そうするべきだ」と思っていることではなく、どうにも我慢ならないことがあって自分が公に発言するならば気をつけたいと思っていることをまとめたに過ぎない。

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