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桐生第一高校・競技をこえた学生リーダーたちとの対話

久々に桐生第一高校へ行ってきた。

チーム内のリーダーグループのサポートをすることが目的だ。

これまではラグビー部だけを対象にしてきたが、今年度から他競技、陸上、サッカー、バスケ、野球、柔道の仲間も加わった。

僕は舞台を用意し、ある程度のテーマを決めることにとどめ、できる限り彼らの対話に委ねた。

各部のリーダーたちが競技をこえて様々なことを話し合う中で、多くの気づきを得ることができた。

個人競技の選手から学ぶことは、自己理解の重要性であった。
成績や練習の質も自分にかかる比重が大きい。その分、日頃から自分と向き合い、自分を信じて、やり込んでいる回数が多い。
集団競技の場合は、チームとしての考え方が色濃くなる。

それらの違いに触れて、どうあるべきなのか?どうありたいのか?を考えていたようだ。

ラグビー部のリーダーは「個人競技では一人一人がリーダーシップを発揮しているということがすごいと思った。自らの部でも取り入れたい」と言っていて、今回の取り組みの効果が出ている様に思えた。

また、僕から皆に
「学校の教科で例えば数学について勉強したいときの学び方は知っているけど、リーダーシップについてどう学ぶか。どう成長していけば良いか」
という質問をしたところ誰からも答えが出なかった。(当然だと思う。僕も高校生の頃なら答えらなかった)

わからないから、多様性がある皆と対話を重ねてアクションしていこうという話をした。
誰かに命令されるのではなく、自分で考えてやってみて、検証していくことで、自分だけの答えが見つかる。

無限の可能性を秘めた彼らが、これからどれだけ伸びていくのかとっても楽しみである。

他人と比較しすぎるのではなく、他人との対話は自らの成長の機会と捉えて、アクションに結びつけてくれたら本望である。

僕自身の学びは下記である。

「そもそもライバルをどう思っているの?」
という質問をしたら
「ライバルはいない」
と答えた人もいた。
すべては自分の成長のキッカケにさせてもらうとか、お互いが高め合うのみ、ということであった。なるほど!

もう一つは
「皆どうやって自分自身のコンディションを把握しているの?」
という質問に対しては、
「毎日楽しい、ご機嫌だから!!」
ということであった。
大人は外界と触れ合いすぎて不機嫌な状況をつくってしまっているんだと再確認。
学生の皆から勉強させてもらいました!

次回に向けての宿題も残してきたので、
また会えることが楽しみだ。


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