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Outubro Rosa ~世界ピンクリボン月間~ さわやかNo,28

-2018 / 10 / 24 の記事です!-

みなさん!!
ピンクリボンってご存知ですか?

前回の記事では10月15日は,“ブラジルの教師の日”です!という内容を書かせてもらいました。
初めての“教師の日”という文化に触れ,嬉しい気持ち,日本でも広がればいいなぁというお話をさせて頂きました。

今回も,同じく10月の世界的なキャンペーン,広がればいいなぁのお話です。

さて,10月に入り,街のあらゆる物が“ピンク”になっています。
街を走る循環バスも,ピンクの地にリボンのイラストが描かれたラッピングに変えて走っていますし,街の飲食屋さんも「今日はピンクリボンデー。女性はフリーです!」という,ピンク色の看板を掛けているお店をよく見かけるようになりました。

【世界ピンクリボン月間とは?】

実はこれ,『世界ピンクリボン月間』という全世界共通のキャンペーン。
乳がんの正しい知識を広め,乳がん早期発見のための検診啓発キャンペーンなのです。

日本でも随分とこのキャンペーンについては,目に触れる機会も多く,たくさんの方がご存知だと思います。

少し,このキャンペーンについて勉強してみました。

この運動は1980年代のアメリカで始まり,1990年代に欧米で拡大,日本でも2000年ごろから,広まり始めたといわれています。

日本でも各地で,乳がん検診を受けましょう!という呼びかけや,イベントが開催され,市民団体や自治体,企業などによる取り組みが,年々増えてきています。

【日本における乳がんとは】

女性にとって「乳がん」は,がんの部位別罹患(りかん)数でも,罹患率でもトップです。(生涯に乳がんを患う日本女性は,現在11人に1人と言われています)

日本で乳がんで亡くなる女性は,2016年には1万4000人を超え,35年前と比べて3倍以上にもなっています。今年9月に厚生労働省が発表した「人口動態統計」では,2018年の乳がんによる死亡数は,1万4285人【確定数(女性)】と残念ながら増加し続けています。女性の30歳から64歳では,乳がんが死亡原因のトップとなっています。

また,検診受診に関するこんなデータも。
欧米などでは,検診受診の向上により早期発見が増え,治療の進展とも重なって死亡率が年々減っています。その一方で,日本では国が定期的な検診受診を推奨しているものの,乳がん検診受診率はOECD(経済協力開発機構)加盟国30か国の中で,低いレベルに位置し,年々死亡率は増加傾向にあります。

《乳がん検診受診率の国際比較 ( OECD加盟国 )》
アメリカ-80.8%
イギリス-75.4%
フランス-75.0%
ドイツ-73.5%
韓国-65.3%
オーストラリア-54.2%
日本-44.9%

*国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」最新がん統計

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【私のチームも,キャンペーンに参加しました】

と,乳がんの勉強も少ししたということで,私のチームでも,ピンクリボンを帽子に着けて大会に参加しました。


【早期発見できればヨシ,何もなければもっとヨシ】

検診は【早期発見できれば良し,何もなければもっと良し】です。
乳がんは早期発見・早期治療で90%以上が治るとされています。

悲しい想いをする人が,1人でも少なくなれば嬉しい。
乳がんだけに限らず,これを機に多くの人が,「あ,検診行っておこう!」と思ってもらえれば,「そろそろ検診行っときや〜」という会話に繋がればいいなと思います。


*各乳がんに関する情報引用:国立がん研究センターがん対策情報センター


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