ライブの楽しみ

だいぶ久しぶりになりました。
別に執筆中の記事もあったのですが、一旦それを置いといて書きたくなることができたので急遽差し替え。

世の中、音楽の聴き方や楽しみ方が多様化しています。
CDやサブスク、最近人気が再燃しているレコードなど、収録されたものを様々な媒体で楽しむ一方、生のライブ文化も発展してきました。コロナの影響をもろに受けていましたが、その中でも配信という形を取りながら生き残り、そして声出し解禁など元に戻りつつあります。

そんなライブの楽しみは、
①収録とは違うアレンジの音楽
②衣装
③アルバムや自作プレイリストとは違う、コンセプトに沿ったセトリ
だと思っています。
それぞれ少し深堀りしてみます。


①収録とは違うアレンジの音楽

ライブがもつ「生」感が一番はっきり見える部分で、CDやサブスクなど収録された普段聴く音楽と違う音楽を楽しめると思います。
例えば星野源さんの「ドラえもん」、2019年の東京ドームでのライブ。

間奏部分やバックでドラえもんのBGMを楽器隊が奏でていますが、これは演奏者のアドリブでしょう。こういう例は多くあると思います。
また、そもそも使う楽器を変えてしまって大きくアレンジする場合もあります。アコースティックライブやオーケストラライブがその例でしょう。

普段イヤホンで聴いている好きなアーティストの曲が、普段とは違う形になって耳に届く。そりゃ楽しいですね。
その場の空気を感じることは難しいですが、普段と違う音楽を楽しめるという観点でライブ映像を楽しむ動機もそこにあるかもしれません。
だからこそ、権利的な問題もあるでしょうが、ライブの映像化は意外と求められているのかなと思います。特にアコースティックのような完全にアレンジが違っているライブ。1年経ったけどまだ信じてますよ。

②衣装

ライブコンセプトに沿って着飾った推しを見られること、これもライブならでは。特にアイドルや女性歌手はその傾向が強いように思います。
ちょっと露出の多い衣装とかに惹かれる方もいるでしょうし、ドレスアップした姿が普段のSNSやテレビで見る推しとの違いにドキッとする方もいるでしょう。

③アルバムや自作プレイリストとは違う、コンセプトに沿ったセトリ

アルバムを背負ったライブでもアルバム外の曲がセトリ入りするように、またアルバムの順番どおりでもないように、そして自作してもその通りにはならないように、セトリはライブの醍醐味です。
「この曲とこの曲続けたか!」とか、「懐かしいあの曲やってくれた!」「今までライブではあまりやってくれなかった好きなあの曲だ!」とか、セトリそのものが楽しいと感じる人も多いでしょう。私もそうです。ライブ終わりはすぐに反芻してプレイリスト作るくらい。セトリはそれくらい重いものだと思っています。

④なぜこの記事を書いたか

さて、急にライブについて書いたのには理由があります。
きっかけは推しの、5月にあるライブに関するある告知でした。
「セトリ一部公開」として、ライブではお久しぶりの、最近TikTokではやっているらしい(やってないので知らない)曲をやるよと告知されました。
私は「セトリは現地で初めて知ることでライブをより楽しめる」と考えているので、正直信じられない告知でした。それも、懐かしい初期の曲。
現地で聴いたらサプライズで嬉しかっただろうなぁと、すごくガッカリしました。セトリはそれくらい重要なものだと思っていたので。
ついでに言えば、複数公演があるのにも関わらず「ライブレポ」と題して1公演目終了後に衣装やステージの写真付きで記事が上がることもよくあるように思います。それも信じられません。直近のライブ、そして5月のライブも含め、ツアー1発目に行ってることが続いているのでネタバレの被害には遭っていないですが、自分自身はものすごく注意してライブ終わりの感想発信していますし、もし遭ったら楽しみが奪われた気がして悲しいです。以前公演後にセトリに関して呟いた際も、知りたいという方には「同じ公演にいた方で既にセトリを知っているか」「これからの方は本当にお教えしても大丈夫か」確認してお伝えしていました。
「セトリを知ったうえで楽しみたい」「どんな衣装着てたか行く前に知りたい」という方がいらっしゃることも承知していますし、否定するつもりは全くありません。音楽・ライブの楽しみ方は人それぞれなので。ただ、そうじゃない方もいるということを認識したうえで情報発信すべきだなと感じます。特に公式なら。


いつかのフリーライブあたりから、推しの運営に対して疑問を持つことが増えていました。今回のことも好意的に捉えるファンの声が大きいですが、言わないだけで負の感情を抱いた人も少なくないと思います。
一個人の思いですが、少しでも改善されればいいなぁと思います。届かないでしょうけどね。

おしまい。

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