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youtubeに漢文訓読を晒したらチャンネル登録が5人増えた

佐藤ひろおです。会社を休んで三国志を研究してます。
youtubeチャンネルを持ってるんですが、大学院の予習風景として、漢文訓読しているパソコンの画面を録画して、晒したんです。そしたら、おもしろい反応があったので、シェアします。

ぼくのチャンネルは、動画をアップロードしたら、1日で50回弱見られ、以後は100回を目指す(2桁後半で止まる)というのが、通常の実力。

1つだけ大量にアクセスされ、12,600回見られている動画があります。気まぐれで邪馬台国の話をした動画です。なにがバズるか予測不能。

動画を上げたら通知を受け取ってくださる、ぼくを「フォロー」している状態のユーザーは、300人強。「チャンネル登録」といいます。
動画は、ひょんなことで、検索結果に引っ掛かったり、運営(youtube)の推薦を受けて見られることがあります。浮動票です。一方で、「フォロー」こと「チャンネル登録」は、(一時的にせよ)固定ファンなので、この状態をつくることが難しいんです。

上の数字で分かるとおり、youtubeとしては、たいへん苦戦しているわけですが(笑)大学院の予習風景として、漢文訓読の動画を晒したら、おもしろい変化があったんですよ。
・ぜんぜん動画が見られない(1日で、10回くらい)
・しかしチャンネル登録者数が5人増えた

noteにたとえたら、記事の閲覧数と「スキ」「いいね」が格段に少ないにも拘わらず、「フォロー」がいつにないペースで増えた状態。
いろいろな見方ができますが、
いままで「チャンネル登録」せずに見ていたひとが、これを機に「チャンネル登録」してくれた、ということだと思います。だって、新規にあげた漢文訓読動画は、ぜんぜんアクセスされていないし、チャンネル全体でも訪問者が、いつもより少ないので。

たった「5人かよ」って思われるかも知れませんが、1日で増えた人数としては、自分史上、新記録かも知れません。ぼくの主戦場は「文章」なので、文章での成功体験は多いですが、動画はもっぱら苦戦してます。

漢文訓読は、万人受けはしないが(もともと万人受けを狙ってもいないし、狙えるだけの企画力・サービス精神・技術力・時間をお金もない)、こんなものをyoutubeに上げるのは、ぼくだけなんです。
ごく少数のひとに、「これからもこいつの活動を見守り、動画のアップロードを見逃したくない」と思ってもらった。数字にしたら、微々たる兆候というレベルなんですけど……、この意味は大きいぞと。

それに、閲覧回数の少なさは、
「すねる」必要はなかったんですよ!!

だって、大学院のゼミとか自守研究会で、先生が学生に読み方をレクチャーしたり、先輩が後輩に伝えたりしても、聞くのは1ケタの人数です。それよりも人数を増やせば、場が成り立たなくなりますしね。
上の漢文訓読動画は、
youtubeにおいて再生回数が10回って、「無視されているも同然」なのは知っています。
でも、教員免許もなく、アカデミックポストにもない人間が、10人に訓読のことを話して、5分でも10分でも聞いてもらえるのって、テクノロジーを味方につけてますよ!!かなりレアな状況です。

人数の問題ではありませんが、大学院のゼミよりも、普及活動には一役買ってます(笑)中高生が見て、進学してもらえたら嬉しいです。

ゼミの様子を見ていると、修士課程(大学卒業直後)のひとも、漢文訓読ができないことが多いんです。そのひとたちの「勉強」にもなると思うんですよ。めちゃくちゃ僭越な自画自賛なのは、自覚してますけど。

ネットで発信する限り、反響の数が気になってしまうし、気にさせるようにプラットフォーマーがさまざまなツールや情報を提供してますけど……、振り回されず、やりたいことをやりたいです。
試行錯誤のすえ、しぼり出された結果のオンリーワンです。

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