22年7月の家計簿/収入71万円・支出54万円/天引きの恩恵
佐藤ひろおです。会社を休んで早稲田の大学院生をしています。
労働時間はゼロ。投資・トレードと、ライフワークである三国志に関する執筆活動のみで生きていく「人体実験」をしています。
収入
・自動売買 621千円
・指数取引 132千円
・株の現物 ▲42千円(+268-310)
合計 711千円
支出
・生活費・書籍・旅費他 226千円
・早稲田への通学 111千円
・事業の支払・税金 149千円
・家賃+水道 55千円
合計 541千円
差引:+170千円(約17万円の黒字)
株の現物は、利益確定と損切りをしました。268千円の利益確定と、310千円の損切りの差引として、マイナス42千円です。差引金額は小さいが、内訳はけっこう感情が渦巻いています。
大学院の研究報告が終わって肩の荷がおり、再出発を誓ったとき、実生活に連動させてリスク資産を削り、現金のポジションを増やしました。実生活とトレードにおけるポジションは、ほんのり連動します。星の運行が……とかは信じてませんが、心理的?な「雰囲気」はあるのかも。
ドル高が天井ではないかと思ったので、為替にかかわる自動売買の運用サイズを小さくしました。利益が621千円だけなのは、失敗したというよりは、意図的なトレード規模の縮小です。これにより、ドルが大きく落ちても、巨額の含み損を抱えなくてすみます。今朝のNYクローズの時点で136円を割っていましたし、サイズを小さくしておいてよかった。
7月は大学院の勉強で忙殺されていましたが、これで月収70万円あるのは、元手のお金のおかげ。勉強がたいへんで、働くどころではなかった。
あえて「変動費」としている早稲田大学への通学・宿泊は、111千円。毎月10万円の試算なので、予算管理ができています。
投資の利益に対し、約15%の所得税と5%の住民税がかかります。ぼくは休職して会社で天引きされないので、去年の投資等の利益にかかる1年分の住民税を支払いました。クレジットカードの引き落とし額が、いつもの月よりも10万円以上高くて、「豪遊したか?」と青ざめましたが、クレカ→ペイペイ→住民税、という決済ルートをたどったことによる請求でした。
天引きの恩恵
会社員に強制適用される天引きは、年金・税金、iDeCoの積立などを、月ごとに「分割払い」にする効果があると感じます。
労働の定期収入がないと、年に何回も、数十万円の請求が一発でドカンと来ます。諸制度に疎く、見えている範囲でカツカツの資金繰りをした個人事業主ならば、この「鉄砲水」請求で破綻しそう。
ぼくは、年金・税金、企業のiDeCoを、会社経由で毎月支払ってもらっています。ぼくが毎月振り込むのは面倒くさいし忘れるので、年に1回まとめて支払っています(支払い頻度は選ばせてもらえた)。一括で150万円ぐらい会社に預けました。
ぼくは大学院生で、学費は年に2回の請求がきます。12分割ではないため、100万円弱の請求がドカンです。
いま休職2年目。だいぶ勝手が分かってきましたが、社会人経験者で(課税の基準となる額が少なくなく)、働かない大学院生になると、一括で支払うべき金額が、年間で300万円に迫ります。
天引きは、サラリーマンを税金などの制度から遠ざけ、雇われ人として飼い慣らす、という負の教育効果があると言われます。
これ以外に、天引きは、サラリーマンが資金繰りも意識せずに済む、という影響があるでしょう。
お金について、個々人に余計な手間をかけさせない。サラリーマンにとって、これはラク。社会全体から見て、「数字なんて知るか」というシロウトたちがバラバラに不得意な分野で下手に苦しむよりは、集中管理したほうが効率がいいのかも知れない。安くない出費の項目について、自動的に「分割払い」にしてもらっているに等しい。
サラリーマンは狙い撃ちにされて税金を上げられやすく、網羅的に重点的に徴収されます。これは、「分割払い」の金利とサービス料に等しいのか、とすら思えてくるほどだ。裏返しで、独立した経済主体としての才覚からは遠ざかるでしょうけどね。
ごちゃごちゃ言いましたが、制度の良し悪しは、数十年来、専門家たちが議論してきたことで、どちらかに賛成、反対と簡単に言えることではないと思っていて。
ぼく個人が責任をもって言えるのは、「好きなことをやるには、まとまったお金、それこそ500万円単位の余裕資金がないとダメだ」ということです。ひとつのやりたいことの値段は、500万円。以前に書きました。
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