「スキーマ療法⑮権利要求/尊大」を複雑性PTSD/ボーダーライン・パーソナリティー症の目線から説明してみた
18種類のスキーマの10つ目は、
「権利要求/尊大スキーマ」です。
このスキーマを獲得してしまった原因は、
ルールを守ることを教えない、
他者に配慮することを教えない
自分の衝動を抑えることを教えない家庭で育った為、
他人の権利を尊重できない
約束を守れない
自己中心的
無責任
自己愛的
長期的な目標を達成できない等
セルフコントロールの欠如という問題が生まれます。
特徴は、
⒈「自分は他者より優れている」と信じている
⒉自分だけはルールに縛られる必要はないと思っている
⒊他者への迷惑は無視する
⒋自分が望むことは何でもできると信じている
⒌自分が優位に立つことに過剰な関心を持つ
⒍他者への共感性に欠ける
⒎他者を支配する
このスキーマに支配されていると、
不公平で思いやりの無い対人関係を持ちます。
利己的に振る舞い、他者の欲求や感情を無視します。
とにかく偉そうに振る舞います。
このスキーマを満足させる為の回避行動は、
自分が優位に立てなかったり、
目立つことが出来なかったりする状況を避けます。
このスキーマに無意識に反発していると、
利己的な行動を埋め合わせる為に、
高価な贈り物をします。
子供の頃は「自分は特別」と感じています。
大人になると「優越感」という心地よさに執着します。
このスキーマは
複雑性PTSD/境界性パーソナリティー障害とは
あまり関係ないそうです。
ですが、私は違うと思います。
根拠の無い自信に満ちている人に魅力を感じてしまうのが、
複雑性PTSD/BPDの特徴だと思います。
それにより、さらに生きにくい道を辿るのではないでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?