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地球環境に優しいマンション・・・タワーマンションは魅力的だけど控える時か

マンションの低層階に住んでいるので、なるべくエレベーターを使うことなく階段を使った方が地球環境にも、そして健康面でもよいかなと思いながら最近は階段を使うようにしています。例えば3階へ移動するにも、エレベーターが10階などにあるとそれだけで下に移動し、そして3階に上がるという無駄な電力、つまりは地球へ負荷をかけることになります。


1)階段を使った場合の二酸化炭素削減量は?

それを具体的に調べてみると、ちょうどその計算をしているサイトがありました。年間で14.5kgものCO2の削減効果があるようです。

12 3階程度の昇り降りはエレベーターを使わず、階段を使う。
計算方法:
3階程度の短い距離のエレベータ消費電力=5Wh/回とし、その利用を1日10回やめるとします。また利用のために他の階からエレベ-タ-を呼ぶ回数8回(/日)が減るとします。 
電力による排出係数 0.12 を用いると、
 0.005×18×365日×0.12≒3.9kgC/年
これに CO2/C=3.67 をかけると1人あたり年間14.5kg(CO2) になります。

https://www.erc.pref.fukui.jp/news/keisuu.html

今住んでいるマンションはタワーマンションでないですが、10階以上あります。今は3階なので階段を使ってしまうことができますが、5階を超えてくると結構大変ですからきっと、この階段を使った活動は3階か4階、がんばって5階くらいまでにお住まいの方ができるエコ活動なのかな、と思います。

2)タワーマンションの環境負荷への影響は?

そこで気になってくるは、最近林立をしているタワーマンションです。特に駅前や、臨海地域ではタワーマンションが林立をしています。タワーマンションになってくると、例えば、30階に住んでいる人が1階から移動するだけでも他の階からエレベーターを呼び出すことになるので、平均で15階程度の呼び出し時の移動があるとすれば、その消費電力は何倍にも大きくなります。
そもそもカーボンニュートラルと言っている中では、タワーマンションはなくし、エレベータはあっても健康な人はあまり使わなくても済むように5階程度の低層マンションにしていく、などのことも必要なのでは?と思います。
そんな疑問を抱えてググってみると、やっぱりこのようなことを考えてまとめているサイトがありました。このサイトを拝見すると、エレベーターに限らず、水をポンプで吸い上げる電力、内廊下になっている場合にはその空調に使う電力など、地球環境への負荷が本当に大きいことがわかります。

マンションデベロッパーももうタワーマンションを建てるのを控えるべき時に来ているのと、もし本当に建てるのであれば、壁面全体にソーラーパネルを貼り付けて、エレベーターはすべて再生エネルギーで賄っている、程度までやらないとこの先は存在自体が許されないのでないでしょうか。もしくは地球環境に負荷をかけているのですから、環境税を大幅に取るとかして、CO2を削減する原資にすべく、カーボンニュートラルを行えるようにすべきなのではないでしょうか。

それ以外にも今のゲリラ豪雨はタワーマンションが原因で上昇気流ができてしまって発生するとか、壁面全体で太陽エネルギーを受けてしまっているので夜にその熱が放出されてしまい、夜の気温が下がらないなど、環境負荷面が本当に大きいとも聞きます。都道府県、国がもっと環境を考慮して、規制をするべき時が来ているのではないでしょうか。
(なぜこうも、どんどんタワーマンションが立っているのが不明です)

3)ZEH(ゼッチ)マンション

ZEH(ゼッチ)とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。今はこのようなマンションの普及も進んでいるようです。住宅の断熱性能を高め、エネルギー効率の高い設備の導入で「省エネ」を図り、太陽光発電などで生み出す「創エネ」でエネルギー収支を「ゼロ以下」にする住宅のことです。近年では、戸建住宅だけでなく集合住宅でもZEHが増えつつあるようです。

今後はこのようなZEHマンションに置き換わっていくのかなと思いました。高層階での景観というのは確かにもったいないですが、徐々にでも今のタワーマンションをこのZEHマンションにしていけないものでしょうか。


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