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9月議会の一般質問の報告(その5)。「防災関連環境の改善」について。

 名取市議会議員のさいひろみです。

 9月定例議会の一般質問の報告その5は、9月なので防災関係の改善を求めました。
 7月の大雨で避難情報が出されたときに、市民の方から指摘が出されたため調査し、改善を求めることにしました。

◇ 質問と答弁(概要)

Q:避難所開設や運営に、担当職員の私物の携帯電話が災害対策本部との連絡等に使われていると聞く。改めるべき。


職員の個人携帯電話の業務利用は・・・?

A(市長):他の自治体の状況を研究調査したい。

A(市長):避難所と災害対策本部との連絡は、避難所の固定電話や移動系防災行政無線なども使うことにしているが、即時性や簡易性の観点から、主な連絡手段が職員の私用携帯電話となっているのが現状である。
 このことは、市としても以前から課題と捉えているが、一部の自治体では避難所に公費で準備した携帯電話を備えて有事の際に使用しているところもある一方、ほとんどの自治体では本市と同様に職員の私用携帯電話を利用している状況である。
 今後は、先進自治体の状況を確認しながら、本市でどのようなことができるのか調査研究したい。

市長答弁概要

Q:本市では公民館などにWi-Fiのアクセスポイントが設置されている。避難所開設時には全国統一のSSID「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」に切り替え、避難してくる誰もが、素早く簡単に使えるようにすべき。

アクセスポイントは、わかりやすいが使いやすい

A(市長):各避難所へのアクセスポイントの設置などを研究したい。

A(市長):指定避難所としている各公民館では、令和元年10月から無料接続できる公衆無線LANの利用を開始しており、災害時には、パスワードを省略して利用することが可能となっていることから、「00000JAPAN」と同様のサービスが提供できる。
 なお、指定避難所としている各学校や地区集会所、民間施設では、セキュリティや平時のインターネット回線使用料などの課題もあり、現状としてはWi-Fiの導入は難しい。
 今後、各避難所でWi-Fiのアクセスポイントが利用できるよう、課題解決に向け調査研究する。

市長答弁概要

◇ まとめ

 個人携帯を使うことは、職員への聞き取りの中でも、以前から疑問があったことでした。
 大都市では、業務用携帯の支給などがあるようですが、名取市くらいの自治体では、北海道伊達市で使用に関する要綱を定めているのを見つけただけです。
 地味な話ですが、名取市としても以前からの課題とあるので、早期の解消を図ってほしいところです。
 アクセスポイントは、全国共通にして利便性を高めることが必要と考えています。
 非常時・緊急時に、誰が来ても、すぐに使えるようなアクセスポイントであれば、誰も困りませんので。

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