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「学校給食費の段階的無償化」がようやく見えてきた、の巻。

過日、お話しした「学校給食費の段階的無償化」について、18日(月)に議員協議会が開かれました。

協議会室の後ろの傍聴席に、報道各社(TVカメラも)が多数来ているなんてことは滅多にないので、入室したときにちょっと驚きました。(下記は仙台放送のニュースより)

それだけ、給食費の無償化というのは、インパクトのあることなんです。実現すれば、「市」としては宮城県内で初となりますし。

給食費の無償化については、私も過去に一般質問で取り上げています。
2017年(平成29年)2月議会の「4.市長の公約について」です。

市長の公約ですが、それまでまったく動きが見えなかったので、その実現を迫ったものです。
だって、それで投票した!という人が周りに多数でしたので。(同年代の子育て世代などなど)

直近でも、この給食費無償化の議題が出てから、子どものいる同級生にLINEや電話で意見を聞いてみました。
ほとんどの人が、歓迎でした。ただ、ここから子育ての話題が広がって止まらなくなる人もいました(^^;)。
それだけ子育て環境は悪くなっているんだな、と実感です。

一般質問以降は、補正予算や予算と決算の審査で、進捗の確認などをしています。

ただ、今年(2019年/平成31年)度は、給食費の値上げがあったんです。(単価で、小学校は+10円/食、中学校は+15円/食)
予算審査の時に「無償化と言っておきながら、給食費の値上げは、おかしいのではないか」と指摘しています。
値上げ分を補えるだけの財政調整基金(=市の貯金)があるのをつかんでいたからです。

そんなこともあったので、なんだかちぐはぐな対応だな~、とも感じていました。(先の書いた、同級生に電話したときにも、給食費の値上げしてからの無償化に、不満を言われました・・・)

さてさて、当日の議論。
やはり大きな話題なだけに、様々な角度から意見が出ました。
ここに至るまでの経緯どんな理由で無償にしなければならないのか公平性(何で中3だけとか、税の利用での公平性など)財源の裏付け今後の拡大の方向給食費よりも先になることがあるのでは、などなど。

私は、先の一般質問でも実現を迫っていたので、内容の確認というところで進めました。
「実行することで中学3年生の転入が増えて、予算が変動するのでは」「良く言われる『受益者負担の考え方』」「今後の日程の進め方」などです。

これらの質疑については、昨年(2018年/平成30年)に、担当職員が群馬県安中市と富岡市に視察に行った、と決算審査で答弁がありました。
これを元に、事前に情報公開請求で復命書(報告書)を入手し、予習しておきました。

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一部に黒塗りがありましたが、おおむね内容は読み取れる文書です。これがあったので整理できました。

安中市と富岡市では、学校に対しての補助金方式ですが、本市では設置者負担(免除)方式、そのやり方・お金の動かし方が異なっています。
この違いで、学校現場の事務負担が大きく違います。
9月議会の一般質問で、校納金の手数料を聞いていますが、その時に学校事務担当の業務負荷も大きいことがわかっていたので、重要なことと捉えていました。
設置者負担(免除方式)は、事務負担と保護者の事務負担が少ない方式とのことで安心しました。

それと、日程確認(事務的な準備)で、いつごろ学校や保護者に対して説明されるのか、日程に空きがある保護者の反応を受ける時間があるのかなどを聞いています。
答弁としては、「ない」でした。ま、この年末に係るタイミングで、バタバタと出てきたので、反応を見る間もないのが実際なんでしょうけど・・・。

それもあってか、全体を通して見てみると、市長部局(政策担当)と教育委員会で、一体となっていない雰囲気です。(そう見えるだけかも知れませんが・・・)
それぞれに考えていて、お互いにすりあわせていないような?というか何というか・・・。

新年1月には市議選があります。改選後の2月議会で予算として上程されるので、何かスッキリしない感じがするのは私だけでしょうか?
これも市議選の争点のひとつになると思っていますよ。

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