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受験期の親子関係

妊娠期

母子関係は、一心一体
母親が驚くと、お腹の赤ちゃんがびっくりして動く。

出産後

母親は「赤ちゃんは自分の命より大事」
この気持ちがないと、1時間ごとの授乳やオムツ替えに耐えられない。頭を左に抱いて心臓の音を聞かせている。お腹にいたときに聞いた音を聞かせて、安心させる。

第一次反抗期

「何でもいや」と言って困らせる。1歳半~3歳
自我が出来てくる。
よくあるのは、「くつ下からはいて」「いや」「ズボンはいて」「いや」何でもいやと言う。しかし、自意識が出来た自分を保護者にぶつけて、心の安定を得ようとしている。「いや」といっている自身が、何者かが不安。
まずは自我を認める。
靴下とズボンを両方出して見せ「あなたはどちらを選ぶ?」と選ばせる。すると、保護者に自我を認められ、本人も満足する。

保育園・幼稚園

他者への不安
家族以外の集団の中に1人放り出されて不安
保育園・保育園になじめず、不安定になる。方法としては、短時間でも良いから保護者と二人だけの時間を充実させる。帰りに公園により「今日、なにがあった?」と、聞き取りの時間を作る。花を見たり、アリのエサを運ぶ様子などを観察する。車のナンバーで遊ぶ。「あなたが良い子にしてるから1111のゾロ目が来たわね」「明石の標準子午線、日本の真ん中の135が来たわよ」「794ウグイス平安京」………ただし子供が嫌がっている時はやめる。コンビニのイートインコーナーで、たまにジュースを飲ませる。

小学校

幼稚園で「あいうえお」を教えるが、保育園では教えない。その差・新しい環境になじめず、苦労する生徒さんもいる。文科省が、小1に入ってから、なじめずに、立ち歩いたり不安定な生徒が目立つので、対策として「5歳から義務教育にしよう」というアイデアを出している。その発想はいかがかと思う。前倒しするだけで、問題の解決策にはならないのではないか?

子供に不安を与えない

離婚・再婚・下の子の誕生などで、生徒さんが非常に不安定になることが多い。特に赤ちゃん返りする場合が多い。吐いたり、教室を走り回ったり。これを私は、子供の出すSOS信号と解釈している。
「自分のことも、見てよ」と言いたいのだが、なかなか素直に言えない。4人クラスで落ち着きのない子がいたが、たまたまその子と1対1で授業をし、あまりに素直なので驚いたことがある。「甘えたかったんだな」と感じた。

信じて叱る。

世にほめ育ての育児書が出て久しい。
しかし、子供は叱られたくて(かまってもらいたくて)悪いことをすることもある。特に、他人に迷惑をかけたときは、叱ったほうが良い。いじめ・盗み・暴力的行動…………などは、冷静に話し合ったほうが良い。
あるアメリカの精神科の夫婦が「家の子は、ほめてほめてほめ育てましょう」と決めて徹底したら、その子は大学時に酒浸りになりマリファナを吸い、無気力で廃人のようになったという。
叱るときには信頼関係が必要だ。心が通じていれば話し合いが出来るはずだ。

第二次反抗期

男子………イライラ、無口になる→運動をすると良い
女子……….口答え
ホルモンの変化
親に干渉されたくない。自立心がめばえてくる。親が恥ずかしい。
自意識は芽生えてくるが、それにふさわしい問題解決力がまだ未熟である。
よって、学校でトラブルがあった場合、手短な親に八つ当たりする。
気持ちを受け止める。話をよく聞く。信頼関係を築く。親の背中を見て成長する。

子育ては共育だ

保護者の方は、いつも自分が反抗期のあったことを忘れてしまう。子供の反抗期を乗りこえながら、自分も、自己中心的であったことや、頑固であったこと・子供を型にはめようとしていたことなどを思い知らされて、成長していく。「あんなこともあったね」と笑いながら話せる日がきっと来る。

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