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#48 仕事がサクサク進む表現と交渉術

おはようこんばんは!サラリーマン中間管理職のひろぽんです。ついに4月・・・新年度を迎えた会社も多いと思います。ひろぽんの会社は3月決算なので、まさに年度が変わって、新たな計画の下で気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。

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 今回の話は、一緒にやっている同僚の仕事ぶりを見て「これはないわー」って思ったこと、自分ならこうしている!という話をしたいと思います。

「これはないわー」

っていうのは、取引関係者のある会社に送るメールの内容です。私はホテルで働いており、アメニティや、朝食食材、清掃、リネン、はたまた施設管理のメンテナンスなど・・・これを内製ではできません。全て業務を委託してもらっております・・・つまりは協力会社であり、パートナー会社に業務を委託しているわけです

そのため金銭の関係は、私のいるホテル側で支払う(相手から請求がくる)立場なので、職務上の優位はホテル側にあることが多いです。

よって、金額交渉をする際に、相見積もりをとることもしばしばおきます。

もちろん我々の立場の場合は、業務内容や対応などの質もさることながら、提示される額というのも大きい訳です。

下世話な言い方をすれば「提示額が安い」というのは、無視できない指標になります。しかし・・・安いというのは、相手の会社にとっては収益を引き下げる話です。本来であれば1円でも高く仕事を受け終えればと思っているはずです。(私が逆の立場ならそう思います)

で・・・先ほどの話、同僚が相見積もりを取るメールが私にもCCが入りまして・・・読んでかなり衝撃的でした。

「値段が安かったら、御社にお願いしようと思います」(原文ママ)

そ、そ、その書き方・・・ストレートすぎる!

相手も会社もあまりのストレートにびっくりしたのでは・・・と思っています。そりゃ我々からしたらそうだし、安いのに越したことないのは自明の理だと思っています。だから敢えては相手には言いません。

私だったらむしろ言わずに提示された後に、価格をさらに調整したい時に「適正な価格で」とか「なんとかお願いします」をそれでも遠回しに表現します。前述の通り、「安く!」ということは、相手先の収益を下げてでも仕事しろ。と言っているのは等しいです。

彼のメールを受け取った時の感想は、相手に失礼な表現をするやつだなぁ

と思いました。でも、申し訳ない、同じ同僚ゆえ、昇進争いを目指すライバルであり、私自身はOJTで鍛えられた手前、こういった表現すらうまくできないことに関して、もう、教えてくれる人はいません・・・私は教えるわけがありません!

20年近くサラリーマンをやっている同僚であり、いまだにそんな表現でしか交渉ができないことが、色々損をしていることに・・・おそらく気づかないのだと思います。

っていうか、教わっていないのかこういう表現方を・・・。教わっても心に響かなかったのか、何なのか・・・。

みなさんも同じかもしれませんが、もう20年近くサラリーマンをやっていると、もう教えてくれる人はいません。もとい気付けない人に言っても響かないし、そういう表現方が相手に失礼だと気付けないことがもう”おしまい”と思っております。

私はこれまでも言い回しについては、色々教わりました。

補助金でお金を出してくれる→ご協力
クレーム→ご意見
関係者以外立入禁止→関係者のみ通行可能

柔らかい表現で意図をつかんでほしいという希望的な意味がある言い方ですが、表現にストレートさがないので、波風の立たない気がします。

読んでも失礼にならない、でも意図はしっかり表現する

これも相手に対する、申し訳ない気持ちと、でも譲れないものは譲れない・・・という両面を捉えた表現であり、正直、この表現の良し悪しで交渉が決まると言っても私は過言ではないと思っています。

やっぱり、言葉の力って大きいと改めて感じます。題意の如く、仕事がうまく進むか否かは、こう言ったメールでの表現方も私は大切だと思います。

今でもメールで相手に何を伝える時の表現方は、頭を使います。時には適切な日本語(表現)を考えるために時間を費やすこともしょっちゅうです。それが、自分の日本語の鍛錬と、部下指導する際の奥義として、このスキルは維持し続けなければと思っております。

来週もまた来てくださいね。


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