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Uber(UBER):FY2021 4Q決算|業績は好調、オミクロン株の影響も限定的

今回はUber(ウーバー)のFY2021 第4四半期(10-12月)を解説していきたいと思います。

また最近Youtubeも始めたのでこちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。


1.2021年第4四半期(10-12月)業績ハイライト

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Uberの2021年第4四半期の利用総額は$25.9b(約2.8兆円)、そのうち配車サービスの利用総額は$11.3b(前年比67%増)、デリバリーサービスの利用総額は$13.4b(前年比34%増)

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取引者数(MAPCs)1.18億人(前年比27%増)、取引回数(Trips)も(前年比23%増)となる17.7億回、1日平均では約1,900万回となりました。

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売上高は前年同期比83%増となる$5,778m(約6,355億円)、調整後のEBITDAは$86m(約95億円)と前年同期比で$540m(約600億円)改善しています。

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一方で当期純利益は$892m(約1,000億円)となっていますが、これには株式投資に関連する$1,400m(約1,540億円)の評価益(税引前)が含まれています。主にシンガポールの配車大手GrabやAurora株の未実現評価益の合計が株価が低迷している中国配車大手のDidi株の未実現評価損で一部相殺されたことによるものです。また、当期純利益には株式報酬費用334mが含まれています。

2.決算説明会のハイライト

続いてウーバーの主要なKPIやセグメント別の業績を詳細に見ていきましょう。

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配車事業の利用総額は前年同期と比べ67%増の$11.3b(約1.2兆円)、直前四半期と比べ15%増となり、全地域で前四半期比が増加し、今まで低迷していたAPAC(アジア太平洋地域)においては他の地域を上回る増加となっています。

売上高はYoY55%増となる$2.3b(約2,500億円)で、テイクレートは20.1%

調整後のEBITDAは575m(約630億円)、調整後のEBITDAマージンは季節需要に対応するためにドライバーのインセンティブが上昇し、第4四半期にロックダウンから再開した一部の地域でドライバーのインセンティブが上昇した結果、予約総額の5.1%と前四半期と比べて若干減少

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続いてデリバリー事業の利用総額は前年同期比33%増加となる$13.4(1.5兆円)、前四半期比では、米国・カナダおよびEMEAの高い成長により、APACの減少が相殺され、5%改善しています。

一方で売上高は前年同期比で78%の増加となる$2.4b(約2,640億円)テイクレートは18%で、前四半期比で60bps、前年同期比で450bps増加したことが寄与しています。

調整後EBITDAは台数の増加、インセンティブ費用の削減、ネットワーク効率の改善が寄与し、$25m(約28億円)となり黒字転換を果たしました。

3.業績の総括

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昨年末にはオミクロン株のまん延により配車サービス事業への影響があったものの、足元にでは回復傾向にあり、市場予想の平均値と比べて実績が上回る結果となっています。

4.2022年第1四半期(1-3月期)ガイダンス

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一方で2022年第1四半期は、市場予想に対して下回る見通しが示されており、非常に弱気な内容となっています。

5.市場の反応

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今回の実績は市場予想を上回る結果ではあったものの、2022年第1四半期のガイダンスはオミクロンの変種が12月下旬にビジネスに影響を与え始めたこともあり、市場予想を下回る結果であったことから、売りが優勢。

決算発表直後の時間外取引では5%近く上昇しており、翌日のザラ場では上昇からスタートしたものの、同日発表された米国の消費者物価指数が前年同期比と比べて7.5%増となったことから、金利が2%台に突入し、テックが売られたため、つられて決算発表後には約6%近く下落となっています。(ナスダックは2/10、2.1%下落)

6.最後に

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またこれからもGAFAMを中心とする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m

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